2016.09.13
今日の安比高原はシトシトと秋の長雨が降り続いていました。
今年はお盆が過ぎても暑い日が多く例年に比べて残暑が厳しいと
感じた安比高原。
はっきりしない天気が続いていますが・・・
キノコにとっては恵みの雨となるでしょう。
そんな訳で今日はキノコのお話を少し・・・
皆さん、キノコというとどんなイメージでしょうかね?
シイタケやマツタケのような傘みたいなイマージ?
キクラゲのようにフニャフニャ?
エノキダケのように箒の先っぽみたいなイメージ?
いろいろなイメージがあるかと思いますが、
例に挙げたキノコはキノコの本当の姿(体)のごく一部でしかありません。
私たちが普段キノコと言ってイメージしたり、食べたりしている部分は子実体(しじつたい)と呼ばれる
胞子を放出する部分なんですね。
キノコの本体は実は見えない土の中に糸状に広がっています。
菌糸と言われるキノコの本体ですが、かなり長いようで、今までで一番長い菌糸は
アメリカで見つけられたもの。
その長さは実に9,000m!=9キロもの長さがあったそうです。
私たちはキノコの本当の姿の極々一部しか見ていないんですね。
さて、このキノコですが、実に様々な影響を森や木々に与えています。
もし、キノコが無かったら・・・
一体どうなっちゃうでしょう?
キノコの役割の中でも大きなウエイトと思われるのが
森のお掃除屋さん!
実は樹木というのはセルロースやヘミセルロースと言った
繊維の塊みたいなものです。
分かりやすく説明すると・・・
セルロース=鉄筋
ヘミセルロース=セメント
これにリグニン=砂
という感じです。
樹木は鉄筋コンクリートでできたビルみたいにとっても頑丈な構造物なんです。
枯れてもと~っても長い間、そのままの形で残ってしまうのです。
ところが!
キノコはこれらの頑丈な繊維を分解することができる数少ない生物!
こんな風に倒れて枯れかけた木に入り込んで繊維を分解し、土へと戻してくれるのです!
そのおかげで森の中は枯れた樹木が土になっていつもきれいな状態が保たれています。
さらに、樹木の種に寄生して発芽を助けたり、同じ種類の大きな木と小さな木がキノコの菌糸でつながって
栄養や水をお互いにやり取りする仲介を行ったりと
森や樹木にとってなくてはならないものなんですね!
まだまだキノコの不思議はいっぱいありますが、今日はこの辺にしておきましょう!
この秋、キノコを見つけたら、森のお掃除ありがとうございます!
そう心の中で労ってあげてくださいね♪
~やまんちゅ~
2016.09.10
今朝は出勤前に中のまきば、奥のまきばまで行ってきました。
すでにヤマウルシやチシマザクラはかな~り良い感じに色づいていました!
さて、秋の山旅トレッキングの第1弾!
紅葉の三ツ石山と小畚山へ紅葉を楽しみに行こうと思っております!
毎年思うのですが、皆さん、三ツ石山の山頂付近の紅葉だけを見て
下山しちゃう人が多くて「もったいない!」
なぜなら・・・
その先も素敵!だからです。
そして自然学校の山旅トレッキングは内容が濃い!(笑)
そんな訳で、三ツ石山と小畚山のツアーについてちょっと詳しくご案内いたします!
まずは・・・アプローチ!
今回は松川大橋から三ツ石山を目指します。
昨年は登山道の一部が崩落して通行止めだったこのコース。今年は修復が終わり通行できるようになっています。
松川大橋から眺める松川温泉周辺の紅葉は一見の価値有りです!
そしてこんな風に大きな石伝いに赤川を渡渉したり…
アスレチックな気分が味わえる登山道を通ったりします♪
そして裏岩手縦走路に合流すると・・・三ツ石山荘はもう目の前!
山荘周辺は湿原になっていて、草紅葉も楽しむことができます!
木々の紅葉も素敵ですが、草紅葉もかな~り良い雰囲気を醸し出していますよ♪
山荘から30分から40分登ると、三ツ石山の山頂はもう目の前!
溶岩が吐出してできた特徴的な三ツ石山の山頂です!
そして紅葉の三ツ石が人気の理由…
三ツ石山の山頂から望む雄大な岩手山の眺望は必見!
そして
ナナカマド、ミネザクラ、ミネカエデの紅葉が!
素晴らしい!!
そして、大抵の人はここでお昼ご飯を食べて下山しちゃうのですが…もったいない!
三ツ石山頂から小畚山まで続く・・・この稜線の紅葉も素晴らしい!!!のです。
こちらは小畚山から見た三ツ石山や岩手山!
三ツ石から片道約1時間でこの絶景が楽しめます!
そして・・・
小畚山の山頂からは・・・
大深岳~源太ヶ岳の稜線が!
ということで「牛」が望めます!?
そしてここから三ツ石山に戻る途中・・・
「ライオン」がお出迎えしてくれます!?
紅葉だけではない、楽しい三ツ石・小畚を存分に楽しみましょう!
安比高原自然学校の山旅トレッキングは・・・
のんびりペースで無理なく!
写真もいっぱい撮影可能!!
山のウンチクも聞ける!?
マイナールートが楽しめる!?
オヤジギャグももれなくプレゼント!?
そんな楽しいトレッキングはいかがでしょうか?
~やまんちゅ~
2016.09.09
昨晩の安比高原は涼しいを通り越して寒いくらいの気温でした。
山の上の方ではナナカマドやミネカエデなどが少しづつ色づき始めてきています。
そろそろ「秋の気配」がしてきた安比高原です。
先日は秋の山旅トレッキングのご案内をさせていただき、
おとといは「秋の紅葉めぐり」のご案内をさせていただきました。
本日は、秋のウォーキングイベントのご案内をさせていただきます!
毎年好評のウォーキングイベントですが、今年はコースを変更して
開催しております。
詳しくは・・・こちらをご覧ください。
秋のウォーキングは黄金色に輝くブナ林をぜひご覧いただきたい!と思っておりますが、
きれいに紅葉したブナ林はこんな感じです。
その年にもよりますが、この素敵なブナ林をぜひウォーキングで歩いていただきたいと思っております。
さらに、コースを変更したことにより・・・
安比のブナ林の生き証人!樹齢が200年とも300年とも言われる「グランドマザー」
池塘が散らばる奧のまきば!
そして、安比高原の奥にひっそりと存在する黒滝など
魅力的なビューポイントを楽しんでいただけるように見直しました。
前年までのコースに比べてアップダウンも少なくなっていますので
周りの風景を存分に楽しみながら秋の高原ウォーキングを楽しんでいただけると思います。
紅葉の秋! スポーツの秋!を楽しみましょう。
たくさんのご参加お待ちしております!
~やまんちゅ~
2016.09.08
真っ赤に燃えたー太陽だーからー
中略
真夏の海は鯉の季節なのー
そうですね、広島カープが強いですねー、
と言うわけで、
キノコ界のミスター赤ヘル、
タマゴタケの紹介でした!
今、ホテル裏の池の周りで、マジック点灯中です・・・??
前に、紹介させていただいた、昆虫標本
一部ですが展示しております。
まだ、甲虫類だけですが、
この後、トンボ達も加わります。
この標本作りをする時に使っている道具をスタッフにびっくりされたので紹介します。
発砲スチロール加工専用、すなぴーカッターです。
糸鋸の刃の部分を伝熱線に改造してます。
市販の物は、使いたい大きさがないので自作しました。
これがあれば、ごみクズを出さず、スイスイ切れます。
熱線カッター作り、標本作り、
どちらも、教えるプログラムはありませんが、
自然学校にお越しいただければ、個人的にお教え致します。
標本展示出来ているのは、まだ一部ですが、
この先も続けて、安比の生物を伝えれるものを増やして行きたいと思っています。
すなぴー
2016.09.07
しばらく引きこもり状態でしたが、久しぶりに中のまきばに行ってきました。
リンドウの花がお出迎え!
中のまきばではヤマザクラが少し紅葉していましたが、中のまきばの紅葉が楽しめるのはまだまだ先のようです。
さて、自然学校では9月3日から、紅葉を巡るプログラムが始まりました。
安比高原・八幡平エリアの秋を感じる最も美しいスポットにご案内します!
紅葉スポットまでは車で移動し、2~4km歩きます。
体力の無い方でも楽しく学びながら歩くことが出来ますよ!
どんなところを巡るのかと言いますと・・・、
10月初旬までは『八幡平の山頂紅葉めぐり』
八幡沼の周りを囲む草紅葉は必見です。
10月初旬~10月中旬は『御在所-松尾鉱山の紅葉めぐり』
雲上の楽園と呼ばれた松尾鉱山の歴史と文化にふれ、御在所~五色沼を巡ります。
八幡平ならではの針葉樹の緑と落葉広葉樹の鮮やかな色のコントラストをお楽しみいただけます。
10月中旬~10月下旬は『安比高原黄金のブナ林紅葉めぐり』
ブナ林一面が黄金色に染まる様は見事です!
11月初旬~~11月27日『初冬の森と里山紅葉めぐり』
不動の滝や、焼走り溶岩流、森の大橋などその日の良いポイントにご案内いたします。
盛りだくさんの内容でお待ちしております。
●プログラム名/安比高原・八幡平の紅葉めぐり~初冬の森めぐり
●対 象/18歳以上の方
●開催期間/11月27日まで毎日
●開催時間/9:00~(約3~4時間)
●料 金/3,000円(ワンダーランドチケット10枚)
※1名の場合5,000円(16枚)にて開催
●定 員/8名(最少催行人数2名)
●申込締切/前日17:00
●ご 予 約/安比高原自然学校 TEL.0195-73-6228
はたぼー
2016.09.06
こんにちは!自然学校タカです。
自然学校では毎朝掃除をしています。
夜だと思いますが、ホテルの光に誘われてレディー蛾蛾(命名畠山さん)が入ってきたんでしょうね
近づいてみたら、なんとおしゃれな色をしておりました。
キリン模様で綺麗ですね。逃がそうと思い、箒で掃いた次の瞬間↓
オレンジ色の蛾に変身しました。
これは鳥などの捕食者を驚かし、食べられない様にしているみたいです。
名前はヒトリガ(燈取蛾)と言うみたいです。
蛾だけに、イ・ガ(蛾)・イなお客様でした。
2016.09.05
本日は安比前森山から茶臼岳のパノラマトレイルプロモーション用の撮影収録会。
社内の若手メンバーをモデルに車で前森山頂へ登りました。
濃い霧の中、頂上付近に近づくと青空と雲海!!
今日で二日連続の雲海となりました。
湿度の多い霧が南風に乗って移動してきた「移流霧」の雲海です。
雲海は少しづつ盛り上がっているようです。この後は霧の中で撮影になりそう!
先ず前森山360°パノラマから 岩手山バックに集合写真
次は茶臼岳を目指しながら出発!
西森山頂を踏破して屋棟岳に向かう途中に、な~んと「安比縁結びの樹」がありました。
この樹はコースの両脇にダケカンバとアオモリトドマツが鳥居の様に立っています。
足元ばかり見ていると気づかないで過ぎてしまいます。
なんで私が上を見たかと言うと。キノコの匂い! 右のダケカンバ右上に「マスダケ」を見つけたからです。
「縁結びの樹」はこんな感じで見つけました。
ここを通る際はぜひ祈願しながら歩いてみてください。
後半は曇りが続きましたが茶臼山荘まで順調に収録できました。
そして雲に包まれている茶臼岳に上がり、帰るころに霧が晴れ 眼下に熊沼が姿を見せました。
最後まで天候に恵まれた日でした。
今回はプロモーションビデオも撮っておりますのでお楽しみに~。
紅葉の安比高原・八幡平へぜひお出かけください!お待ちしております。
こうちょう
2016.09.04
ホテル安比グランド本館の裏にある自然散策路「あるぐぅ」には栃の木坂と呼ばれる
場所があるほど、たくさんの栃の木があります。
以前、お客様からここはマロニエが多いね。
と声をかけられ、そんな洒落た木があったんだ~と調べてみたら
マロニエというのは西洋トチの木のことだそうです。
マロニエの実はマロン、どうりで栃の実は栗に似ているはずですね。
その栃の木は今たくさん実をつけています。
落ちている実もたくさんありました。
見た目とても美味しそうな栃の実は、デンプンやたんぱく質が多く
縄文時代から食用とされていましたが、見た目と違って、渋い!苦い!
その渋抜きにはなんと!1ケ月以上もかかるといいますから、大変です。
食べてみたいと思っていてもあきらめるしかなく、自然学校でも今までは
工作用としてしか使っていませんでした。
ですが、今秋は挑戦!してみます。
水に3日間つけて今日から天日干ししています。
この栃の実はどうなるのか?
私たちにもまだわかりませんが、お楽しみに・・。
みっち~
2016.09.04
9月に入り朝晩はすっかり涼しくなった安比高原です。
さて、今朝は少々早起きしてお客様と前森山の山頂へ行ってきました!
ホテルを出発するときは濃霧に覆われていてお客様も今日のプログラムは中止かもと
思っていたようですが…
標高1304mの前森山山頂に来るとご覧の通り♪
濃霧を突き抜けて雲海が広がっていました!
しかし、西側、八幡平方面をバックに写真を撮ると・・・
雲海が無い!?
でもでも!
南~東、岩手山の方には雲海!
さらに・・・
画像が粗いですが、北方面、遥か青森県の八甲田連峰が雲上に!
そして目の前には遥か八甲田まで雲海が広がっています。
この雲海・・・
衛星画像を見てもらえれば納得?
今朝の雲海は太平洋から湿った空気が東寄りの風で運ばれて、
標高が1500m前後の奥羽山脈にぶつかり霧が発生したもの。
衛星画像でも奥羽山脈に沿って、東側には雲が映っていますが
奥羽山脈の西側は晴れているのがよ~くわかりますよね?
条件が揃えば一面の雲海が広がる前森山。
今朝の雲海は1年でも数回見られるかというと~っても素敵で
ダイナミックな雲海でした!
~やまんちゅ~
2016.08.30
台風10号が接近している安比高原。
現在のところ、それほど雨も風も強くない状態です。
なるべく被害が小さいと良いですね!
さて、気づけば9月が目の前!!!
あと1カ月もしないで安比周辺は紅葉の季節に突入です!
紅葉と言えば「秋!」
秋と言えば「スポーツ!!!」
ということで・・・今日は紅葉を楽しむ秋の山旅トレッキングのご案内です。
写真は岩手山の紅葉の様子ですが、北東北の紅葉の特徴は・・・山全体が紅葉するということです!
そして、八幡平は針葉樹であるアオモリトドマツやコメツガも豊富!
針葉樹=常緑樹でもあるので、紅葉する落葉広葉樹と相まってとても素敵な
色のコントラストを見せてくれます。
こんな素敵な紅葉を楽しむ秋の山旅トレッキングは
第1弾 10月2日開催の三ツ石山から
第5弾 11月3日開催の晩秋の七時雨山まで
美しい紅葉の山歩きを楽しみます!!!
詳しくは・・・こちら!
たくさんのご参加お待ちしています!
~やまんちゅ~
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