2015.05.26
ここのところ、各地で時期外れの高温がニュースになっていますね。
私もここ3日間、八幡平の雪の上ですっかり真っ黒になってしまいました。
さて、さすがの八幡平も雪解けが進み、6月も半ばになるとたくさんの
高山植物が咲き誇るようになります。
そんな高山植物の中で、私が好きな高山植物がサクラソウの仲間たち。
なぜかと言うと・・・
(岩手県 八幡平にて)
花びらがハートマークをしているんですよ!
とっても可愛らしくないですか?
そしていろいろなサクラソウがあるのも好きな理由のひとつです。
上の写真はヒナザクラという種類です。
八甲田山系~飯豊山系で見ることができる東北地方では最もポピュラーなサクラソウです。
その他に…
(岩手県 早池峰にて)
岩手県の早池峰でしか見ることのできない「ヒメコザクラ」
(青森県 岩木山にて)
青森県の岩木山でしか見ることのできない「ミチノクコザクラ」
(岩手県 焼石岳にて)
岩手県では焼石岳と岩手山にしかないらしい「ユキワリコザクラ」
(北海道 大雪山にて)
こちらは北海道にしか咲かない「エゾコザクラ」
(長野県 八方尾根にて)
主に北アルプスや白山に咲く「ハクサンコザクラ」
この他にもまだ種類があるようです。
東北や岩手にゆかりのあるヒナザクラやヒメコザクラも見ていただきたいですが
ぜひ皆さんのお住まいの地方で見られるサクラソウも探してみてくださいね。
ハートマークの花びらにきっと「うっとり」すると思いますよ!
~やまんちゅ~
2015.05.25
今日も安比高原は快晴で、とても気持ちの良い気候です。
連日ブログで“なかのまきば”のレンゲツツジの話題が出ていますが、
レンゲツツジが咲く時季に・・・必ず現れるものがあります。
地元のお父さん、お母さんにとってレンゲツツジが合図になっているもの、
それはワラビです!
なかのまきばは例年ワラビがたくさん出ていますが、今年は昨年秋の野焼きのおかげで
いつもよりたくさん出ていましたよ~。
しかも下草が伸びていないので、すぐ探せます。
レンゲツツジは来月初旬には見頃を迎え、ワラビも食べ頃になるはずです。
美しい景色を見ながら、ワラビを採って、この時季ならではの旬を味わいましょう!
みっち~
2015.05.24
本日5月24日(日)
最近「エゾハルゼミ」の鳴き声がうるさくなってきたので羽化状況を見に行ってきました。
安比高原「ブナの駅」は多くの人で賑わっておりました。
一番は山菜採り? 次にブナ林散策? ドライブ?、様々な目的の方が多く散歩を楽しんでおります。
ご来場ありがとうございます。
私は9:30にブナ林へ入りました。
直ぐにエゾハルゼミの抜け殻が目に入ります。
複数の抜け殻がある木が多く見られ、今年は多いと感じながら「生セミ」を探します。
オスのセミ発見!
今朝は風が強いせいか気温も上がらずジッとしています。
でも遠くからセミたちの鳴き声が聞こえて来たのでそろそろ飛び立つでしょう。
同じ木の下を見ると あれ? となる抜け殻発見
羽化途中のセミの上に二つの抜け殻発見! どう見てもおかしい?
近づいてよく観るとそのセミは「死んでいました」
つまり羽化途中に次のセミがよじ登ったことが原因でしょう。二匹のセミがここから飛び去ったようです。
今日の安比のエゾハルゼミ物語でした。
エゾハルゼミは自然度を教えてくれるセミの一種。
ちなみにエゾハルゼミの分布は北海道から九州と記載されていますが、実は落葉広葉樹帯に多く生息するセミのため、東北・北海道の森や山に広く生息しています。
これが西日本になると落葉広葉樹は標高1000m以上となり、高いエリアに限られるため多くは生息していません。
森を切り道路や住宅などの開発や温暖化による植生変化で生息エリアは減る一方のようです。
西日本では「準絶滅危惧種」に指定されている理由です。
全国でセミガラ調査も行われています。皆さんも観察に参加してみませんか?
6月、今年も安比高原「中のまきば」に馬が放牧されます。
これは安比高原本来の野芝を復元させる環境保全プロジェクトの一環です。
今年のレンゲツツジの満開は10日前後になりそう
どうぞこの風景をお楽しみに!
こうちょう
2015.05.23
レンゲツツジの蕾がかなり色づいてきている、という話を聞いて中のまきばに行ってきました。
場所によって蕾が大きいもの、小さいものと様々ですが、早いのはもう間もなく咲きそうです。
下の写真は過去に撮ったもの。
中のまきばがオレンジ色に染まり、とても美しい景色です。
その他に咲いていた花々。
オキナグザ
アズマギク
ブナの新緑も今とってもキレイですよ!
個人的に新緑のブナと大群のレンゲツツジが咲くこの時期が、安比で一番美しい景色だと思います。
ぜひ一度見にいらしてください!
はたぼー
2015.05.16
今日の安比高原・・・
朝方は雨がパラパラと降っていましたが、お昼前には爽やかな青空が
広がりました!
午前中は北海道の修学旅行の体験のお手伝いをしましたが
午後からは久しぶりに散策路あるぐぅの看板の修繕と
お花の開花状況の確認に行ってきました!
今一番の見ごろを迎えているのはこちら・・・
散策路の両脇を白く染める「ニリンソウ」です。
木の根元からもう視界一面が白い絨毯のようになっています!
ちなみに・・・
こちらがニリンソウのアップ写真です。
そのほかにも・・・
ちょっとピンボケですが、エンレイソウや
スミレの花もたっくさん咲いていますよ!
ちょっと珍しいところでは・・・
こんな花も!
これ何の花か分かりますか?
・・・
・・・
・・・
実はアケビの花です。
黒っぽい色の花はとって珍しいのです。
写真はありませんが、この他にも・・・
トチノキの花、レンゲツツジの花が間もなく咲きそうですし、
クルミの木の花はほぼ満開です!(花はちょっと地味ですが…)
山野草ではズダヤクシュ、マイヅルソウが咲き始めてきましたよ。
散策路あるぐぅはホテル安比グランドのすぐ裏手にあります。
気軽に散策できるスポットですから、ぜひお散歩がてら
散策してみてくださいね!
~やまんちゅ~
2015.05.15
稲光がピカピカ!
雷ゴロゴロ!
急に天候が不安定になった安比高原です。
早いものでもう5月も半ば・・・
岩手山の残雪もだいぶ少なくなってきました。
今度の日曜日、5月17日は安比からもほど近い
姫神山の山開きです。
県内ではすでに山開きの済んでいる山もありますが、
本格的は夏山シーズンはこれからですね。
そんな訳で今日はこれから山開きをする
岩手県内の主な山の山開きをご案内したいと思います。
●姫神山 5月17日(日)
●栗駒山 5月17日(日)
●八幡平 5月24日(日)
※例年はアスピーテライン開通日です。
●遠別岳・安家森 5月30日(土)
●秋田駒ヶ岳 6月1日(月)
●稲庭岳 6月7日(日)
●七時雨山 6月7日(日)
●焼石岳 6月7日(日)
●早池峰山 6月14日(日)
●岩手山 7月1日(水)
今年はどこへ行こうかな?
~やまんちゅ~
2015.05.14
今日の安比高原、台風一過、お天気は良いが風の強い…そんな安比高原です。
さて、冬のブログ記事でもちょっと片鱗をお見せした…
枝先フェチの「やまんちゅ」です。
この季節、山野草が咲き乱れ、ついつい視線は足元に行きがちですが、
皆さんにもぜひ「上を向いて歩こう」と言わせてください!
なぜ (?_?)・・・
この時期、草花だけでなく樹木も実は花を咲かせています。
昨日、ホテル周辺をちょっと見て来たら・・・
まずはクロモジの花を発見!
さらに・・・
ハウチワカエデも赤い花をぶら下げていました。
ヤマモミジはまだ蕾で間もなく開花しそうでした。
ヤマボウシは、花が終わりすでに小さな「実」がなっていました。
いかがでしょう?
皆さんの間近にある樹木でもきっと人知れずに花を咲かせている木があるかも知れませんよ。
ぜひ、上を向いて歩いてみてくださいね。
~やまんちゅ~
2015.05.13
先日、ふと空を見たら虹が出ておりました。
しかも、よーく見ると2つ同時に見れました。
虹を見ると幸せな気持ちになりますよね。
今日は自然学校のスタッフが虹を見たそうです。
私は残念ながら見にいけませんでしたが・・・
また、上の写真。
違う目線で見たら、
田んぼに水をはってるからもう少しで田植えが始まる時期だなとも思いました。
いつも見ている周りの風景を違う目線で見ることで
色々な発見ができるのだと感じました。
明日はどんな事に気付くことができるか楽しみです。
まどりん
2015.05.12
さて、季節外れの台風が日本を襲っていますが、
大きな被害が出ないことを祈りたいものです。
このゴールデンウィーク期間、安比高原をはじめ
北東北では異常な高温に見舞われあっと言う間に
融雪が進行してしまいました。
寒暖の差、雨の降り方、雪の降り方が極端になっている
ようで、これも温暖化の影響でしょうか?
それでも安比高原周辺ではまだまだ四季の移ろいを
感じることができます。
今朝もちょっと早起きして出勤前にブナ林へ行って来ました!
つい先日まではまだまだ一面雪が残っていたブナの林床もご覧の通り!
一部、雪が残っている個所もありますが、運動靴で歩くのに支障ないほど
雪解けが進みました。
この時期のブナは一斉に新芽から若葉を茂らせようと活発に活動しています。
そして新しい葉っぱは日の光を浴びて光合成を行い、新鮮な酸素をたっぷりと
放出しています。
ただでさえ気持ちの良いブナ林ですが、この芽吹きのころが森林浴をするには
最高の季節!と勝手に思っています。
安比高原自然学校では日曜・祝日に早朝ブナ林散策のプログラムを開催しています。
これから7月ごろまで安比のブナ林周辺ではブナはもちろん、オキナグサ、
ミヤマアズマギグ、スズラン、ヤナギラン、ギンリョウソウなどの山野草が
次ぎ次ぎに見られます。
ちょっと早起きして気持ちの良い森林浴を楽しみましょう!
詳しくは・・・こちら!
~やまんちゅ~
2015.05.11
10日(日)は今年最後のウィンタープログラム「八幡平・杣角山スノーシューツアー」を開催しました。
昨夜の寒冷前線通過に伴い北西の風が強く、晴れ間の中に黒い雲が湧いてくるような天候でした。
八幡平山頂は濃霧も予想されるため、本日はコンパスワークの体験を盛り込んだプログラムとしました。
参加者はリピーターさん4名、事務所で地図とコンパスを説明したうえで出発
山頂駐車場は雨でなく雪が舞っていました。
気温0度の中、風も強く防寒対策を取り10:30に出発しました。
八幡沼付近まで行くと、なぜかクロカンをしているおじさんに会いました。
「沼は渡れるよ」と言って、向こう岸へ滑って行っちゃいました
我々も「これは行ける!」と急遽横断を決行。 恐る恐る・・・。
でも全然大丈夫でした。(教えてくださった方ありがとうございました。)
八幡沼を渡り、尾根に残る雪渓を歩き杣角山を目指します。
視界は200mぐらいの中コンパスを頼りに歩いて行くと おぉ あれは 杣角山だ!
不安の中で地図とコンパスの楽しさを知った瞬間でした。
12:45に山頂到着 「集合写真を撮りますよ~」
参加者より「標識もなく、これじゃ写真撮っても杣角山かどうかわからない!」
確かに! と 雪上に「杣・角・山」と書いて見ました。
よ~く見たら、奥の方が高いので行って見ました。 ありました三角点!
その時は三等三角点「杣角山」と言いましたが違いました。(すみません) 正式には三等三角点「八幡」です。
1974年以降観測記録が無いので、41年間使われていないことになります。なんだか寂しいです。
風は弱くなりましたが気温は低いままです。昼食を早く終えて13:15出発しました。
ず~と雪とアオモリトドマツの景色ばかり。さすがに飽き飽きして会話も少なくなったころ~
雪渓に陽が差し、アオモリトドマツに付いた小さな樹氷が際立ち、
八幡平らしい風景が目の前にど~ンと現れました!
本日一番の感動の場面でした。 でも本日最初で最後の青空でした・・・。
少し気分が盛り上がり足取りも軽快に八幡平山頂へ到着
そのまま見返り峠を過ぎ 15:30予定通りゴール!
でも駐車場に付いたら・・・ APPIカーだけ! 他誰もいない! 今朝30台位いたのに・・・?
この後パトロールカーがやってきて、「アスピーテラインは雪で閉鎖しました。」
終日の雪で道路は閉鎖されたにもかかわらずAPPIカーだけ寂しく残されていた訳です。
本日を持ち2015ウィンター・スキー&スノーシューバックカントリーツアーを終了いたします。
無事故で終えたことが何より収穫です。
ご参加くださいました皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。
引き続きのご愛顧を宜しくお願い申し上げます。
こうちょう
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