2014.09.23
ここ数日、朝方の気温が軒並みひと桁まで下がっている安比高原です。
そのお蔭か今年の紅葉は例年よりも早く色づきが進んでいるようです。
そして…そんな景色の色づきに合わせて?
次回、10月8日の満月は赤い満月が見られるかも知れません。
というのも、10月8日の満月は皆既月食になります。
皆既月食というのは太陽と地球と月が一直線に並んだ時に
地球の影に月がすっぽりと入ることにより月が欠けていく現象を
言います。
すっかり地球の影に入り込んだ月は・・・
写真のように赤い姿を見せてくれます。
ほぼ日本全国で見ることができる皆既月食。
皆さんも赤い月(レッドムーン)をご覧になってみてください。
自然学校でも10月7日~9日まで星空トリップを開催しており
10月8日は、赤い月(皆既月食)を見に行こうと思っています!
2014.09.22
今日の安比高原は少し風が強かったので、
こんな日は・・もしかしたら?木の実が落ちているかも!と思い、
散策路「あるぐぅ」へ行ってみました。
やはり、ありましたよ~!!
トチの実がたくさん落ちていました。
そして牧場周辺では、クリの実も落ちていました。
ということで、
創作ルーム「こしぇるべ」で使うために収穫!!
収穫した木の実は、洗って一度煮ます。
そして乾燥させて、来年の夏に「こしぇるべ」で工作の材料となります。
この時季ならではの、このお仕事、毎年楽しみになっています!
トチの実など、美味しそうに見えますよね~!
でも、以外にニガイ!!木の実が多いんです。
お味見をしたい方は自然学校までどうぞ・・・。
みっち~
2014.09.19
今日は晴れたり小雨が降ったりと 変わりやすい天気でしたが、間合いを見て「中のまきば」の状況を見に行ってきました。
ヤマザクラが紅葉を迎え始め、秋を感じるまきばの風景になってきました。
仔馬が母馬に寄り添い草を食む姿はいつ見てもほほ笑ましいです。
馬による芝草原復元プロジェクトは、10月初旬までを予定しております。
ぜひ安比高原へお越し下さい。
はたぼー。
2014.09.18
だいぶ秋深しと感じる今日この頃の安比高原です。
北海道の大雪山系では紅葉のピークと初冠雪というニュースも
ありましたね。
安比高原のある八幡平市の最高峰、岩手山も早い年には
9月中に初冠雪となります。
さて、そんな季節を迎えると安比高原のブナ林も紅葉の季節!
例年ですと10月中旬ごろに見ごろを迎えますが、
今年は少し早いかも知れません。
そんなブナ林の紅葉は…
ハイ!こんな感じになります。
安比のブナ林は90%以上がブナの木なので森全体がこのように紅葉します。
そして足元も
ご覧のように落葉のパッチワーク!微妙な色の違いが素敵な模様を見せてくれます。
そして条件が整うと…
ブナの葉っぱが黄色く黄葉しまるで黄金色に輝くような黄葉を
見せてくれます。
安比のブナ林の紅葉、一度ご覧になりにお越しください。
2014.09.17
今日の安比高原はすっかり秋の気配…
日中の最高気温も15℃ほどでした。
さて、昨日こうちょうが秋田駒ヶ岳の登山の様子をアップしていましたが
私はその前日に行った岩手山の様子をアップしたいと思います。
今回のお客様、4年前に岩手山に登りたい!とお話をいただいて
ず~っとその機会をうかがっていたのですが、
昨年までは悪天候などでその願いが叶わず…。
4回目の今年ようやく念願の岩手山山頂に立つことができました!
しかし、今回の山行も波瀾万丈!?
どんな様子だったかは・・・以下の動画をご覧ください。
動画はいかがでしたでしょうか?
今回の岩手山、七滝コースから入って上坊コースに下山するルートにしたのですが
歩きはじめはお天気も上々!
しかし歩き始めて約10分、どうも頭上からパキ、パキと変な音が聞こえます。
何とな~く嫌な予感がしていたのですが…その予感が的中!
登山道のすぐ脇にあるミズナラの木の上にクマさんが朝ごはんの最中。
ある程度の距離から鈴や声を出して人間がいることを認識させたのですが・・・
木の上から動く気配がしません。
その場で約20分ほど足止めとなりましたが、森の奥へと帰って行ってくれました。
その後はゆっくりとしたペースで山頂を目指しましたが、
お日様もだんだん高くなり、半そででも十分歩ける陽気。
気持ちよく高度を上げていきますが…
あと30分ほどで不動平というところで天候が急変!
豪雨と雷に遭遇!
雨は途中から雹混じりになりました。
歩き出しのお天気からは想像だにしなかった急変ぶりです。
幸いお天気の崩れはこれまた20分程度で回復。
不動平でお昼を食べるときは雨もあがり、お日様も顔を出していました。
その後はいよいよ山頂へ
御鉢に上がって最後の登りを岩手山の山頂へ向かって歩いていましたが
西側からだんだんと黒い雲が迫ってきました。
山頂まであと200mほどでしょうか?
今度は霰(アラレ)がバチバチと降ってきました。
これまた天候急変の予兆!
何とか山頂に到着して記念写真を撮り、急いで高度を下げます。
高度を200mほど下げたでしょうか?
頭上で雷鳴が轟きます。
御鉢の上では隠れるところがなくそんなところで雷に遭遇でもしたら
ひとたまりもありません。
幸い、雷鳴が聞こえるころには樹林帯へ入り、15分ほどで
平笠不動の避難小屋へたどり着くことができました。
そして雷が遠くへ去り、雨が小降りになったのを確認して
無事に下山することができました。
これから山の紅葉は見ごろを迎え登山される方も多くなると思いますが
北東北の山はそろそろ初雪が降る季節です。
今回のようにお日様があるときは半そででも十分なときもありますが
天候がひとたび急変すると猛吹雪になることも…
天気予報をよく確認して悪天候が予想されるときは無理な登山はしないようにしましょう。
さらに今年はクマの目撃情報も多くなっています。
秋は冬眠に備えてクマの活動が活発になる時期です。
こちらも複数で登山する、鈴や笛、ラジオ等でこちらの存在を
早くから知らせるなどして不要な接触はできるだけ避けたいものです。
準備をしっかり整えて素晴らしい紅葉を楽しむ登山にしたいですね。
~やまんちゅ~
2014.09.16
皆様 三連休は楽しめましたでしょうか?
土日の天候は不順で岩手山では雷やヒョウが降り大変だったようです。
地域によって違ったようですが、最近の天候は本当に読めません。
でも連休最終日の15日は北東北の天候は良かったようです。
私は秋田駒ケ岳へガイドに行ってきました。
八合目までバスで行き、そこから阿弥陀池~馬の背~男女岳~横岳~焼森~八合目です。
リンドウ・ウメバチソウの花はきれいでしたがほとんどピークが過ぎておりました。
途中は雲も多く田沢湖もあまり見えない中、阿弥陀池付近でようやく晴れ間が広がり鮮やかな紅葉が飛び込んできました。
馬の背を歩き周囲を見ると 男女岳方面はあまり色づいていません。が・・・。
男女岳から見渡すと「ミネカエデ」「ヤマザクラ」「ナナカマド」が色づいています。
特に横岳~焼森方面が色濃く見えます。
尾根付近は紅葉が始まったところです。
焼森にかけて尾根はけっこう感動ものでした。
花は終わってましたが、色づき始めた紅葉に満足したツアーでした。
今年紅葉は少し早いように感じた秋田駒ケ岳ですが、今週末から見ごろになると思います。
紅葉の三ッ石山も同様と思います。
天候への備えは十分に! こうちょう
2014.09.11
先日、前森山に行く途中でヤマブドウの葉に付いている赤い粒々が目にとまりました。
近寄って見るととっても不思議な形!先がとんがってます。
戻って調べてみると、そのナゾの物体は「ヤマブドウハトックリフシ」という名前の「虫えい」ということが判明しました。
「虫えい」とは寄生した虫が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるものをいいます。
こぶ状になるのも多く「虫こぶ」とも呼ばれています。
このヤマブドウハトックリフシを作らせたのは、「ブドウトックリタマバエ」というタマバエの一種です。
「タマバエ」と言うとハエを連想しますが、どちらかというと蚊に近い虫です。
はじめは「何だろう??」と思って見てましたが、幼虫の棲家だと知って一気に気持ち悪くなってしまいました。
正体を知ってて見るのと、知らないで見るのとは大違いですね。
はたぼー
2014.09.10
温暖化の影響でしょうか?
ここ数日の安比高原は午後から土砂降りの雨…
今日もブナ林で作業をしていたら突然「ザァ~」とものすごい雨!
びしょ濡れになってしまいました。
さて、おとといは中秋の名月、昨日は満月と
お月様の話題沸騰中!? ですが、
お月様の話題とは全く関係なく…
しばらくぶりに歩いた散策路あるぐぅもだいぶ秋の気配を
見つけることができました。
初夏に真っ白な花をつけていたヤマボウシはいつの間にか真っ赤で美味しそうな実をたわわにつけていますし…
この花を見るとどうも試験管ブラシを思い出してしまう・・・サラシナショウマ など
秋の花もチラホラ。
トチノキ坂の階段もだんだん落ち葉が目立つようになってきましたし・・・
写真ではわかりづらいですが、ワサビ沢沿いのクルミの木はこれまたたくさんの実を
つけています。
他にも・・・
ジャコウソウのガクが膨らんできていますし・・・
ノブキの面白いタネは人の衣服にくっついて遠くに運ばれようとチャンスを伺っています。
ミスジチョウはもう少しの寿命でしょうか?
ハネがかなりボロボロ・・・
こういうちょっとしたことで季節を感じるのも面白いですよ。
散策路の途中にはこのようなベンチも何か所が設置してありますので
散策路を歩いて、好きな本をベンチで読む・・・なんて贅沢なリゾートライフも
これからは気持ちよいものですね。
スポーツの秋と読書の秋を楽しみながら季節の移ろいを感じてみてくださいね。
~やまんちゅ~
2014.09.09
昨晩の安比高原は霧が深く、残念ながら「中秋の名月」を眺めることは
出来ませんでした。
その昔、平安貴族の方々は
「お月見は空の月ではなく、たらいの水に映して見た」とか・・
今日は満月。秋の月はそんな風流な楽しみ方をしてみるのもいいですね。
さて、ここ数日、体験学習でお世話になった里山農家の方々のところへ
おじゃましていますが、りんどう農家では八幡平市特産の安代りんどうが
まさに収穫のピーク!を迎え大忙し!
そして同じく特産の山ぶどうもたわわに実っていました。
お月見では、ススキや新米やお団子をお供えしてその年の収穫を祝ったとも
いいます。
季節は“実りの秋“へ
田んぼのお米ももうすぐ黄金色に変わります。
豊作となりますように・・
みっち~
2014.09.08
9月7日(日) 久しぶりに山旅トレッキングを開催いたしました!
昨日のコースは八幡平の北側にあるマイナーなコースを通って
八幡平の山頂を目指すコースでした。
■コースマップ
8:30 自然学校を出発! 安比高原の中のまきば、奧のまきばを通りすぎて林道の終点
赤川登山口に着きました。 皆さん身支度を整えて・・・
9:00 丁度に赤川登山口を出発!
ここから八幡平山頂まで約11キロ! 標高差約600mのトレッキングです。
皆さん元気にブナやダケカンバの原生林を進んでいきます。
9:25 茶臼岳と安比岳の分岐到着! どっちを経由しても八幡平へ行くことができますが
今回は茶臼岳を経由して八幡平へ!
ブナやダケカンバの森から徐々に標高が上がってくるとアオモリトドマツやコメツガなど
針葉樹の森へ植生が変化してきます。
ここのコースの魅力はほとんど人の手の入っていない広葉樹、針葉樹の豊かな森を
のんびり、静かに歩けること。
11:40 茶臼岳の肩にある茶臼山荘に到着!
ここまで2時間40分で到着しましたが、小屋まで誰とも遭遇しませんでした。
山荘で早めのランチを食べて・・・
12:32 茶臼岳(標高1,578m)の山頂!
あいにく岩手山は雲の中でしたが、眼下には夜沼、石ガタ沼、熊沼、西側には八幡平の山頂が
雄大なパノラマで広がっていました。
13:16 黒谷地湿原到着! だんだん雲行きが怪しく・・・
黒谷地湿原は生い茂る草がほんのりと色づきはじめていました。
黒谷地から源太森へ向かう途中・・・
7月の長雨、8月の台風による雨で登山道がかなり掘れてしまい、なんとロープが設置
されていました。水の威力の凄まじさを垣間見た瞬間。
源太森へと続く階段、勝手に「天国への階段」と呼んでいますが・・・
特に階段の右側にはお花畑が広がっています。
この季節はお花も終盤・・・ヤマハハコやアキノキリンソウ、リンドウがチラホラ。
14:10 源太森山頂に到着! 写真は源太森から見た八幡沼と八幡平山頂。
こうしてみると改めて八幡平の山頂は平らだなぁ~と思うのでした。
八幡沼の北側に広がる湿原は黒谷地よりもいっそう草紅葉が進んでいるように感じます。
やっぱり標高が高いからでしょうか?
そして、14:55!
百名山「八幡平」の山頂!
この直後、雨に降られてカッパを羽織、15:15 予定通り八幡平山頂レストハウスに着きました。
その後は温泉に入ってさっぱり汗を流して
17:00 安比高原に無事到着しました!
アスピーテラインを使えばわずか30分で登頂できる百名山「八幡平」ですが、
今日は約6時間かけて八幡平の山頂に到着しました!
八幡平の魅力は山腹に広がる広大な原生林と頂稜部に広がる高層湿原だと思います。
特に今回歩いた八幡平の北麓には人の手の入っていない原始性豊かな森が広がり
訪れる人も少ない静かな山歩きが楽しめます。
八幡平の懐の深さを発見できる素敵なコース。
皆さんも機会がありましたらぜひ歩いてみてください。
八幡平の意外な一面を知ることができると思いますよ!
~やまんちゅ~
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 9月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |