2017.09.05
9月入りさわやかな風が吹く様になりました。
馬による芝草原再生保全を実施している「中のまきば」では紺桔梗色のリンドウが咲き、ヤマザクラは紅葉し始めてきました。早くも初秋を感じる今日この頃です。芝の再生は確実に広がってきました。
本日は安比高原の南側山麓にある松野小学校より低学年の子供たち31名が馬とのふれあい体験に来てくれました。
これは岩手北部森林管理署が主催する森林学習プログラムに安比高原ふるさと倶楽部として協力をしています。今年は安代小・田山小・そして最終回は松野小です。
先ずふれあい会の準備では300mも離れている馬たちを連れてくることから始まりました。
来てくれる不安でしたが近くで「お~い」「おいで~」と言うと、なんと安比放牧3年目になる「霧芝」が近づいて来て、それを見ていた馬たちも一列になって付いてきました。
これは感動ものですね~!
柵まで来たところでペンションの三澤さんが刈って運んでくれた「萩」を食べさせ子供たちを待ちます。
丁度、この馬たちの飼い主である岩間さんも時間を調整して来てくれました。
さっそくふれあい会が始まりました。
子どもたちの目の前にいる馬は「農耕馬」と言って、50年ほど前のトラクターやトラックがまだ普及する前は馬たちが主役となって農業や産業の中でいろんな働きをしていました・・・。
馬はとても優しい動物です。
その 馬たちは草を食べて働いてくれる貴重な家畜としてこの地域では一緒の家で暮らしていました・・・。
馬に関するクイズを出し、目の前の馬たちを身近に感じてから萩を食べさせ始めました。
子どもたちは萩を一斉に口元に持って行くと馬たちは嫌がらずバクバクと美味しそうに食べていました。
何度も何度も萩を与える子どもたちは優しい馬に慣れてきたせいか、顔やお腹をなでたりして初めてとは思えないくらい積極的にふれあっていました。
1000年もの馬の放牧の歴史を持つ安比高原は、地域の大切な「まきば」として世代と世代がつなぎ維持され今にあります。
馬が走りたわむれる広大な草原の風景はきっとこの子どもたちのDNAにしっかりと記憶されていることでしょう。
今日はその記憶を少し呼び戻すことができた様に感じた体験会でした。
馬が再生している芝草原と草を食べて働く農耕馬のふれあいにどうぞお越しください。
こうちょう
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