2016.11.15
1981年『安比高原』はスノーリゾートとしてスタートしました。
あれから36年・・・
『APPI』ブランドが一世を風靡したのちにスキーブームは去りました。
安比高原はもう過去の場所と思っている方はいませんか?
実は!
リゾート開発前は地元(旧安代町)若者にとってリゾート、最高のデートスポットでした。
と、熱く話す元放牧監視員の北館M氏より当時を振り返っていただきました。
昔から安比高原は牛馬放牧のために家族総出で歩いて来たそうです。
年頃の若者はここで相手を見つけては広大な芝草原でデート!をしたそうです。
放牧を始める6月初旬はレンゲツツジ!!も咲いて、
それで決めた! と、話はまだまだ続きますが・・・。
このレンゲツツジの咲く広大な芝草原
昔の安比高原を知る人が減る中で当時を物語る写真があります。
「奥のまきば」には馬を放牧してます。奥の灌木はレンゲツツジと 広い草原が分かります。
下は現在の「奥のまきば」です。
現在はダケカンバが増えススキの草原です。右奥の濃い緑は笹籔です。
手前の池塘(沼)は当時馬の水飲み場だったんですね。
ここは夏にリンドウが咲き乱れます。他に珍しいトンボが飛んでいる自然のビオトープです。
「奥のまきば」のレンゲツツジははっきりしませんが、
現在「中のまきば」が再生してきました。今年の6月10日ドローンで撮りました。
当時の風景が少し甦りました。
最高のデートスポットだったことは何とかお分かりいただけましたか!
安比高原はこの様に昔から地元に愛されてきた「まきば」だったわけです。
そんな安比高原にある「中のまきば」「奥のまきば」「焼野のまきば」周囲の「ブナ二次林」は
1000年前から草原として開発され、活用してきたとが年代調査で分かってきました。
平安時代は蝦夷馬と呼ばれ、江戸時代は南部馬と呼ばれた馬たちの放牧により芝は維持されてきました。
今は自然生態系が崩れずにあることも分かってきました。
この様な安比高原の価値を「歴史」「馬文化」「植生」のスペシャルゲストを招いたフォーラムから世界に発信します。
テーマは「1000年の芝草原が伝える岩手の馬文化の昔、今そして未来」
『安比高原芝草原再生フォーラム2016』は
11月23日は盛岡アイーナにて一部は歴史・二部は文化 10:00~16:00
12月4日は八幡平市役所にて三部は植生 13:00~17:00
定員が少ないためお早目にお申込みください。
ではフォーラムでお会いしましょう。
こうちょう
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