2016.08.03
安比高原はスキー場開発に伴う、開拓作業から30年以上が絶ち、
人の手が入らない所は、どんどんと自然に森に返ろうとしています。
これは良いことか悪いことかはわかりませんが、ここ数年で
野生動物もホテル施設周辺でも多く目にする様になりました。
ホテルの裏にあるここもそうです。
ホテル設立後は、見栄えの良い小川だったんですが、
今では、ここに水が流れてるの?
と、思うほど植物が生え陸地化しています。
そして、この下流にはホタルが生息していますが、
ここには、ホタルは住めません。
なので、この夏に作業を進め
来年にはホタルが住める環境を作ろうと
「ホタルが住める環境復元プロジェクト」を
自然学校で進めています。
まずは、水の流れる環境を造ります。
スコップで植物の根ごと、掘っていきます。
これが、なかなか掘れません。
一日目でなんとかここまで
この、重労働を3日続けてます。
3日、続けてどうにかホタルが住めるくらいの広さになりました。
場所が出来たら、次はホタルのエサです。
下流部で、ホタルが捕食している貝を集めます。
石をひっくり返し続け、どうにか集めました。
これを、掘り起こした池が落ち着いて来たら放流します。
そして肝心なホタルですが、
こちらは下流部で卵を集め、
上流部のこの池へと移しますが、
方法は企業秘密です!
来年どうなるか、温かい目で見守りたいと思います。
これからも環境を保てる様に整備を続けていきますので、
ブログでも、定期的に紹介して行きたいと思います。
安比高原では何もしないままでは、うっそうとした森になってしまいますが、
この様に、人の手が入る事で保たれてる物が他にもあります。
ホテルの裏で雪解けに見られる、
キクザキイチゲの群落
7月に見られる森のホタル
ヒメボタル
は、木の間を藪にならない様に下草を刈る事で環境が保たれてます。
毎年の野焼き作業をすることによって、
毎年見事な花を楽しめる、中のまきばの焼野の
ヤナギランや
馬を放牧する事で保たれる、中のまきばの
天然芝とレンゲツツジなど、
北緯40度の環境で人の手が入らない本来の自然、
人の手で整備される事で保たれる自然とを感じれるのも
安比高原の魅力ですね!
すなぴー
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 9月 | ||||||
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |