2014.06.22
今 安比高原ブナの森 では 林床一面にブナの若芽が芽生え 緑にじゅうたんになっています。
これは豊作年の翌春しか見ることのできない自然現象ですが、とにかく自然の営みに感動します。
昨年の秋、ブナの森は8年ぶりの大豊作となりました。
この種子が森一面に散らばり、今年5月下旬から発芽をはじめました。
それから一ヶ月が経ち 緑のじゅうたんになっています。
足の踏み場もないほど一面若芽の森です。
ようく観察すると面白い場面に気づきます。
殻が付いたまま二つの種子から根を伸ばしたブナ
ギンリョウソウとツーショット
以前のブログでも紹介した、野ネズミの食べ残し種子からの発芽も結構多いです。(私はカイワレ大根と言ってます)
昨年秋から充分な食糧にありつけた野ネズミは繁殖数も多いそうです。(野ネズミが増えることによる影響はわかっていません。)
今年はご覧の通りです。 ブナの林床は双葉が開き一面が淡い緑のじゅうたんです。
この双葉も少しですが食べられはじめてきました。
ブナアオシャチホコ(蛾)の幼虫も多いですね。
ブナの若芽は栄養があるのでいろんな生き物の食糧になるそうです。
秋の大量の実やこれほどの若芽は森の生き物の食料となりその繁殖は生態系に大きく影響することになります。
豊作年の翌年はブナの実は凶作であることは知られています。
ツキノワグマも捕獲数も豊凶に比例しています。
でも真実は????わからないことほとんどなのです。
私はこの辺りからが自然生態系が面白いと感じています。観察が楽しく思います。
自然生態系が壊れずあることで自然の価値に気づかされます。
自然と関わる生き方を考える時、私たち人間は成長すると思っています。こうちょう
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