2014.11.11
こんにちは!自然学校タカです。
今日の安比高原は天候も良く、トレッキング日和でしたので、急遽お客様と滝沢市にある897mの鞍掛山に登ってきました。平日に関わらず、30台位の車があり、遠くは仙台、青森の車もお見受けいたしました。でも圧倒的に地元の岩手県ナンバーの車が多かったです。
中高年の夫婦や、女性のグループの登山者が晩秋の鞍掛山を楽しまれていました。
気温も13度と登山をするには、丁度いい気温で楽しむことができました。
木の葉っぱが落ちていたので、遠くまで見晴らしが良く、5合目位から木々の間から岩手山を望みながら歩くことができました。冬もスノーシューを履いて登れる山です。
でも今の時期の山登りは16:30頃から日の入りが早いので時間には気をつけましょう。
登山後は小岩井農場を見学して帰ってきました。
今日も楽しく山登りを楽しんで来ました。
2014.11.10
立冬も過ぎて後は雪の積もるのを待つばかり♪
あとはどのタイミングでタイヤ交換をするか・・・悩んでいる「やまんちゅ」です。
さて、ホテル安比グランドの裏に展開している散策路あるぐぅですが
数年前から少しずつ、草を刈ったり、木の枝を落としたりしていましたが、
昨年の冬からはさらに約1年かけて、いろいろと整備をしてまいりました。
そして1年を通して歩いてみて「実にすごいところ」ということがだんだんわかってきました。
今日はそんな散策路あるぐぅの1年を簡単に振り返ってみたいと思います。
昨年の12月、スノーシュー散策コースの整備をしていた時の写真です。
なんと野生のテンが姿を現しました!
警戒心の強いテンがホテルのすぐ裏で見られるなんて・・・あるぐぅはスゴイ!
さらに・・・
こちらも冬に見かけた野生のリス。
リスはシーズンを通してあるぐぅ周辺で見ることができます。
何匹か住み着いているみたいです。
あるぐぅにある小さな池。この池には鯉、ニジマス、岩魚などが生息しています。
写真は4月21日です。
あるぐぅの池とホテル安比グランドの位置関係はこんな感じ。
ホテルのすぐ裏にあるのがおわかりいただけるかと思います。
写真は5月5日。 半月であっという間に雪が消えてしまいました。
雪の融けたあるぐぅは春を迎え今度はたくさんの山野草を見ることができるようになります。
写真は地面いっぱいに広がるニリンソウの大群落!
この他、春にはキクザキイチリンソウ、エンゴサク、ワサビなど
夏にはズダヤクシュ、エゾアジサイ、ヤマオダマキ、マイヅルソウなど
秋には、ノアザミ、ヨツバヒヨドリ、サワシナショウマなど
シーズンを通して60種類以上の山野草を楽しむことができるあるぐぅはスゴイ!
そして今夏の大発見!
なんと、あるぐぅにはたくさんのホタルが生息していることがわかりました!
一番見れた時でその数は1000匹以上!!!
写真のホタルは姫ホタルという種類なのですが、池の周囲には数は少ないですが、
ヘイケボタルやゲンジホタルも見ることができます。
ホタルの幻想的な光がホテルのすぐ裏で楽しめる・・・あるぐぅはスゴイ!
そして・・・昨冬より池の畔に鳥のエサ台も設置してみました。
写真はこれまた野生のモズ。
この他、ヤマガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、アカゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、ウソ、エナガ、ヤマドリなど
たくさんの野鳥を見ることができました。バードウォッチングもできちゃうあるぐぅってスゴイ!
こちらは10月24日のあるぐぅ。
紅葉がきれいです。
あるぐぅにはカエデ、モミジ、ヤマボウシ、シラカバ、ダケカンバ、カシワなど
紅葉や黄葉する木々がたくさんあり、隠れた紅葉スポットなんです。
ベンチやイスなども設置していますのでのんびり紅葉狩りを楽しむことができます。
あるぐぅどうですか?
季節の移り変わりにより風景も変化し、たくさんの山野草や野鳥、さらには野生動物も見ることができてしまいます!
そんなエリアがホテルのすぐ裏にあるなんてスゴイ!
そう思っているのは私だけでしょうか?
散策路あるぐぅ、今シーズンは冬の準備に入ってしまいましたが、
来シーズンこんなスゴイあるぐぅ!ですから、安比にお越しの際にはぜひ歩いてみてください。
あ! 冬はスノーシューで散策できるコースになります!
こちらもぜひ、体験しにいらしてくださいね。
~やまんちゅ~
2014.11.08
隣り合わあせに並んでいる黄色と緑の松。
マツと言えば常緑樹として一般的ですが、
写真左の黄色いカラマツはマツ科ではめずらしく紅葉し落葉します。
カラマツ林には他の植物がほとんど生息しないことから、カラマツには他の植物の生長を妨げる働きがあることに着目し、カラマツが除草剤の代替になるということで研究が進められているそうです。
秋の終盤を彩るカラマツ。
カラマツの紅葉が終わるといよいよ冬の始まりですね。
はたぼー
2014.11.07
こんにちは!自然学校タカです。
ここ1週間天候が雪の日があったり、ポカポカ陽気の日があったり、霧で視界が無かったりといろんな天候が続いている安比高原です。
15日位前になりますが、夕方きれいな夕日が安比高原で観ることができました。
動物の行動や、自然現象で次の日の天候を判断する事は皆さんはありませんか?
「カエルが鳴くと雨?」「ツバメが低く飛ぶと雨?」
「クモが巣をつくると次の日晴れる?」等と言いますが、自然現象や動物の行動から天気を予報することを「観天望気」といいます。昔から親しまれてきました。安比高原でもブナの二次林で鳴いてるセミで天候を予測します。かなりの確実で当たります。セミが泣き止むと天候が崩れてきます。
今の季節では、そんな観天望気の代表的なものの一つに、
「夕焼けの翌日は晴れる」、「夜星が綺麗に見えると晴れる」とか
夕方にきれいな夕焼けが出たなら、次の日は天気が良いと言われます。
安比高原でも10/23日16:57分に写真を撮りました。本当に綺麗でした。7~10分後には西の空に消えていきました。
自然現象を眺めていると面白いです。なんで鮮やかな赤やオレンジ、ピンク色になるのか不思議です。
確かに次の日はピーカン晴れました。10/24日は創作体験「こしぇるべ」の撤収日でよく覚えています。気温も暖かく作業日和でした。
最近は見なくなりましたが「カマキリの卵」の位置によって雪の量も分かると言われていますよね!
「観天望気」本当かどうか?今度、自分で調べて見ると面白いですよ!
2014.11.05
八幡平山頂へ続く観光山岳道路「アスピーテライン」と「樹海ライン」は
昨日の17:00から冬季閉鎖となりました。
開通は来春、4月17日の予定だそうです。
季節は確実に冬へと移り変わってきていますね。
さて、そんな時期ですが、去る11月2日、
今シーズン最後の山旅トレッキング「七時雨山」を開催いたしました。
七時雨山は八幡平市に北東部にある標高1063mの南峰と標高1060mの北峰から
なる双耳峰です。
安比高原を9:00に出発!
新安比温泉さんの前を経由して七時雨山荘さんに車を駐車させてもらいました。
9:56 準備を整えてさあ、出発です!
ご覧の通りあいにくのお天気。曇り一時雨の予報で降水確率は80%です。
まずは1合目まで牛の放牧地の中の作業道を進みます。
10:17 1合目を通過!ここからは放牧地の中に付けられた登山道を進みます。
ここから3合目付近まで足元注意!
牛さんの落し物(う●こ)に注意しながら慎重に進みます。
10:34 2合目通過
写真では分かりづらいですね。
いつの間にこんな看板が立ったんでしょう?
いくらか斜度が増してきたのでみなさん念のために着ていた雨具をしまいます。
10:41 3合目到着
ここで小休止。本当であればここからは眼下に広がる牧草地が見事なのですが・・・
今日はガスの中です。
5分ほど休憩して出発!
3合目からは本格的な登山道を進みます。
登山道には落ち葉がいっぱい!
今日はカサカサという音ではなく…ゴォサゴォサというような音。
雨に濡れているからですね。
11:06 5合目通過・・・4合目の看板はここ数年見かけたことがありません。
この辺りから斜度が急になってきます。
しかも足元の登山道も雨で湿っていてかなりスリッピー。
慎重に、ゆっくりと登って行きます。
山頂目指して進みながら・・・お客様からの疑問、質問に答えたり、樹木の面白い生態について
解説したり、思わず笑みがこぼれます。
11:10 6合目通過
11:24 7合目通過
急な斜面を頑張って登り・・・
斜度が緩くなったところで小休止。
相変わらずのガスの中ですが、雨には降られていません。
11:48 8合目通過
ここからひと登りでいったん稜線に出ます。
この辺りでは虫えいのことやキノコのお話で盛り上がりました。
12:19 七時雨山山頂に到着!
途中の解説が長かった…(汗)のとあいにくの視界だったので今回南峰はパス。
それでも山頂では時よりガスが抜けて八幡平方面や稲庭岳などを見ることができました。
12:45に下山を開始。滑りやすい登山道を慎重に下りながら…
13:57 3合目まで下りてきました。
ここからは放牧地歩きなので一安心!
14:30 ケガなく全員無事に七時雨山荘に戻ってきました。
2合目付近で数分パラパラと雨に当たりましたが、雨具が無くても大丈夫な雨。
80%の降水確率の中では奇跡的にほとんど雨に当たらず、山頂ではそこそこ風景も楽しめた
七時雨山。
この後、遅めの昼食を取り、新安比温泉さんに入浴して安比高原に帰ってきました!
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
2014.11.01
自然学校のデイリープログラム「季節を感じるブナの森林浴」は、残すところあと2日の開催となります。
4/27から開催したこのプログラムではブナの残雪、新緑、深緑、紅葉、そして10/28には雪景色と、季節ごとに変わるブナの表情を見せてくれました。
どの季節もとっても美しいです。
今年の春は、昨年の秋に大豊作だったブナの実から発芽したブナの芽生えと、
そして残雪が多かったので新緑と残雪の美しい景色を見せてくれました。
また一つ、新しい表情を見せてくれました。
たくさんのお客様をご案内したブナ林は実と葉を落とし、来春へ向けて新たな命を育む準備を始めます。
最終日11/3の「季節を感じるブナの森林浴」はまだ空きがございます。
皆様のご参加をお待ちしております。
はたぼー