2015.05.13
先日、ふと空を見たら虹が出ておりました。
しかも、よーく見ると2つ同時に見れました。
虹を見ると幸せな気持ちになりますよね。
今日は自然学校のスタッフが虹を見たそうです。
私は残念ながら見にいけませんでしたが・・・
また、上の写真。
違う目線で見たら、
田んぼに水をはってるからもう少しで田植えが始まる時期だなとも思いました。
いつも見ている周りの風景を違う目線で見ることで
色々な発見ができるのだと感じました。
明日はどんな事に気付くことができるか楽しみです。
まどりん
2015.05.12
さて、季節外れの台風が日本を襲っていますが、
大きな被害が出ないことを祈りたいものです。
このゴールデンウィーク期間、安比高原をはじめ
北東北では異常な高温に見舞われあっと言う間に
融雪が進行してしまいました。
寒暖の差、雨の降り方、雪の降り方が極端になっている
ようで、これも温暖化の影響でしょうか?
それでも安比高原周辺ではまだまだ四季の移ろいを
感じることができます。
今朝もちょっと早起きして出勤前にブナ林へ行って来ました!
つい先日まではまだまだ一面雪が残っていたブナの林床もご覧の通り!
一部、雪が残っている個所もありますが、運動靴で歩くのに支障ないほど
雪解けが進みました。
この時期のブナは一斉に新芽から若葉を茂らせようと活発に活動しています。
そして新しい葉っぱは日の光を浴びて光合成を行い、新鮮な酸素をたっぷりと
放出しています。
ただでさえ気持ちの良いブナ林ですが、この芽吹きのころが森林浴をするには
最高の季節!と勝手に思っています。
安比高原自然学校では日曜・祝日に早朝ブナ林散策のプログラムを開催しています。
これから7月ごろまで安比のブナ林周辺ではブナはもちろん、オキナグサ、
ミヤマアズマギグ、スズラン、ヤナギラン、ギンリョウソウなどの山野草が
次ぎ次ぎに見られます。
ちょっと早起きして気持ちの良い森林浴を楽しみましょう!
詳しくは・・・こちら!
~やまんちゅ~
2015.05.11
10日(日)は今年最後のウィンタープログラム「八幡平・杣角山スノーシューツアー」を開催しました。
昨夜の寒冷前線通過に伴い北西の風が強く、晴れ間の中に黒い雲が湧いてくるような天候でした。
八幡平山頂は濃霧も予想されるため、本日はコンパスワークの体験を盛り込んだプログラムとしました。
参加者はリピーターさん4名、事務所で地図とコンパスを説明したうえで出発
山頂駐車場は雨でなく雪が舞っていました。
気温0度の中、風も強く防寒対策を取り10:30に出発しました。
八幡沼付近まで行くと、なぜかクロカンをしているおじさんに会いました。
「沼は渡れるよ」と言って、向こう岸へ滑って行っちゃいました
我々も「これは行ける!」と急遽横断を決行。 恐る恐る・・・。
でも全然大丈夫でした。(教えてくださった方ありがとうございました。)
八幡沼を渡り、尾根に残る雪渓を歩き杣角山を目指します。
視界は200mぐらいの中コンパスを頼りに歩いて行くと おぉ あれは 杣角山だ!
不安の中で地図とコンパスの楽しさを知った瞬間でした。
12:45に山頂到着 「集合写真を撮りますよ~」
参加者より「標識もなく、これじゃ写真撮っても杣角山かどうかわからない!」
確かに! と 雪上に「杣・角・山」と書いて見ました。
よ~く見たら、奥の方が高いので行って見ました。 ありました三角点!
その時は三等三角点「杣角山」と言いましたが違いました。(すみません) 正式には三等三角点「八幡」です。
1974年以降観測記録が無いので、41年間使われていないことになります。なんだか寂しいです。
風は弱くなりましたが気温は低いままです。昼食を早く終えて13:15出発しました。
ず~と雪とアオモリトドマツの景色ばかり。さすがに飽き飽きして会話も少なくなったころ~
雪渓に陽が差し、アオモリトドマツに付いた小さな樹氷が際立ち、
八幡平らしい風景が目の前にど~ンと現れました!
本日一番の感動の場面でした。 でも本日最初で最後の青空でした・・・。
少し気分が盛り上がり足取りも軽快に八幡平山頂へ到着
そのまま見返り峠を過ぎ 15:30予定通りゴール!
でも駐車場に付いたら・・・ APPIカーだけ! 他誰もいない! 今朝30台位いたのに・・・?
この後パトロールカーがやってきて、「アスピーテラインは雪で閉鎖しました。」
終日の雪で道路は閉鎖されたにもかかわらずAPPIカーだけ寂しく残されていた訳です。
本日を持ち2015ウィンター・スキー&スノーシューバックカントリーツアーを終了いたします。
無事故で終えたことが何より収穫です。
ご参加くださいました皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。
引き続きのご愛顧を宜しくお願い申し上げます。
こうちょう
2015.05.08
あるぐぅに行ってきました。
春は四季の中で変化が一番大きくて、森を歩くのが楽しいですね。
一週間も経つとガラっと変わり、新緑の眩しい森となっています。
キクザキイチゲのお花畑が終わり、今はニリンソウのお花畑になっていました。
今日あるぐぅを歩かれたお客様も、一面のお花畑に感動されていました。
蕾も目立っていたので、もう少しの間ニリンソウが楽しめそうです。
そしてこちらはマイヅルソウ。間もなく咲きそうです。
マイヅルソウも大群落で咲きます。
しばらく山野草のお花畑が楽しめそうです♪
はたぼー
2015.05.07
GW最終日となった昨日、5月6日。
安比高原自然学校では岩手県の八幡平黒谷地~八幡平山頂~秋田県ふけの湯まで
今回のコースマップです。
8:55 黒谷地登山口を出発! 本日もお天気は上々です!
9:49 黒谷地湿原を通過して源太森までの登りの途中から・・・
右に岩手山、左に茶臼岳、中央奥に薄っすらと早池峰も見えています。
10:31 源太森山頂に到着!
予定よりもかなり早いペースで登頂できました。
源太森山頂からは青森県の八甲田、岩木山、秋田・山形県境の鳥海山なども見えました。
さて、次は八幡平へ・・・ でしたが予定よりもだいぶ早いのでちょっと寄り道。
源太森の北側にある1,591mのピーク(通称 北源太)へ
11:09 北源太の山頂へ登頂!
この後、アオモリトドマツの森を抜けて
八幡沼の北側に広がる雪原へ。
ここからは・・・
だいぶ水が滲んできた八幡沼を眺めながら稜雲荘に向かい、ランチタイムとしました。
11:50~12:30まで稜雲荘でお昼を食べて
八幡平の山頂目指して出発です!
背後には岩手山!
12:48 八幡平の山頂へ到着! 昨日は人影もまばら・・・でした。
さて、ここからいよいよ県境を越えて秋田県へ
藤助森へ向かう途中から八幡平の山頂を振り返っています。
13:10 藤助森山頂
藤助森の藤助とは八幡平の開発に尽力した阿部藤助さんの功績を称えるために付けられたとか・・・
藤助さんの功績に敬意を表してなぜか敬礼!?
先を急ぎましょう!
ほぼ夏道のコース通りに雪の上を歩きましたが、途中、アスピーテラインのすぐそばを通るところでは
ちょっと寄り道して雪の壁の上から道路を走る車を見下ろしたりしました。
14:51 最後の最後に雪が切れて夏道を数百メートル歩きましたが
無事にふけの湯登山口に到着!
この後、アスピーテラインを少々歩いて・・・
迎えの車が待つ「蒸けの湯休憩所」に15:00丁度に着きました!
予定では約7.6Kmの行程でしたが、寄り道が多かった今回、地図上で
距離を測定すると約8.5Km歩いていました!
ご参加いただきました皆様ありがとうございました!
次回、今シーズンラストになりますスノーシューツアーは
5月10日(日)に八幡平の秘境「杣角山」のツアーとなります。
~やまんちゅ~
2015.05.05
5月4日、八幡平の山頂から北へ約2Kmのところに位置する
杣角山(標高1495m)へ東京からお越しのSさん夫妻と行ってきました。
杣角山は山腹には登山道が通っていますが、山頂は登山道が無く
また、付近は熊さんの生息密度が高い地域でもあるため、
残雪のあるこの時期が登頂するにはベストシーズンです。
今回のコースマップです。
往路は見返り峠~八幡沼~源太森方面を通って杣角山へ
復路は標高1591のピークの西側~稜雲荘を目指してその後八幡平の山頂を経由して
ゴールへ戻ってきました。
10:30 八幡平の山頂レストハウスを出発!
10:44 見返り峠の公衆トイレ前に到着!
すると、お客様が何やら動くものを発見!
大きな立ち枯れたアオモリトドマツの根元付近にオコジョがひょっこりろ顔を出していました!
とっても可愛らしい外見とは裏腹にオコジョはイタチの仲間でちょっと凶暴な肉食動物です!
しばらく顔を出したり引っ込めたりしていましたが私たちも先が長いので先を目指します!
10:56 八幡沼に到着! 午後から雨予報の当日でしたがこの時間はまだまだ日差しがたっぷりです。
11:46 杣角山へ向かう稜線上から正面に安比岳です。
この角度からの安比岳はかなり珍しいのでは?
杣角山へ向かうコース上も豊かなアオモリトドマツの森が広がっています。
12:28 杣角山山頂へ到着! GWまっただ中にも関わらず山頂は貸切状態!
素敵な風景を眺めながらランチを楽しんで13:07に杣角山を出発!
杣角山の山頂付近から八幡平の源太森方面の眺望…左奥には茶臼岳も見えています。
14:12 八幡沼の畔まで戻ってきました!
この後・・・
14:31 八幡平の山頂へも登頂!
この後は・・・
鏡沼を経由して、山頂レストハウスに戻りました。
杣角山はあまり知られていない山ですが、八幡平山頂からゆっくり約2時間で到着できて、
山頂からの眺望もとっても素敵な山です。
もう少し人気が出ても良いのになぁ~と思う自分と、でも自分だけのとっておきの場所に
しておきたい気持ちが複雑・・・。
そんな八幡平の北の外れに位置する杣角山を楽しんできました。
Sさん夫妻、どうもお疲れ様でした!
~やまんちゅ~
2015.05.04
GWのスノーシューツアー第2弾!
八幡平の黒谷地~安比高原まで全長約12Kmを踏破する
スノーシューツアーを5月3日に開催しました!
このコースでは距離の長さもですが、コース中には・・・
茶臼岳、恵比須森、大黒森、屋棟岳、西森山と5座も
ピークが存在する、自然学校が開催するスノーシューツアーとしては
最上級にハードなコースです。
そんなハードでタフなコースに今回は10名のお客様がご参加くださいました!
今回のコースマップです。
左下のSマークがスタート、右上のGマークがゴールです。
8:15安比高原を出発。
9:35に黒谷地の登山口を出発しました。
お天気は今回も上々!例年よりも背の高いアオモリトドマツの樹間を茶臼岳目指して進みます。
10:21 茶臼山荘に到着!
小屋周りはすっかり雪がありませんでした。
ここにザックをデポして茶臼岳山頂を目指します!
目の前には岩手山もクッキリ!
10:40 何とか!? 茶臼岳(標高1578m)山頂に到着です。
この後は茶臼山荘までとんぼ返り!
次の恵比須森を目指します。
背後に先ほど登頂した茶臼岳を見ながら・・・
11:24 恵比須森山頂に登頂です!
さあ、どんどん行きましょう!次は大黒森です!
相変わらずアオモリトドマツの青々とした樹間のコースを進みます。
恵比須森と大黒森の鞍部付近・・・雪の上を歩いているのにとっても暑い・・・
この春は異常な高温が続く八幡平。大黒森の山頂付近はすっかり雪が融けてしまい
山頂を迂回したところでランチタイム!
ちなみに大黒森へは11:50に到着です。
12:20 大黒森を出発!
次の屋棟岳を目指します。
いつもなら稜線の縁を歩くのですが、今年はもう笹が起き上がっていて視界が
悪いので森の中を進みます。
12:49 本日4座目 屋棟岳山頂付近登頂!
参加者の皆さんは4座目ということで指で4を表現しています。
屋棟岳も山頂までのコース上に笹が出ていて本当の山頂へは
相当な藪を漕がなければならず断念しました。
どんどん行きます! 次が5座目の西森山
針葉樹が日陰を作ってくれて命拾い?
日陰はヒンヤリします。
14:00 西森山登頂!
ここで写真の中央にある、西森山山頂のプレートを設置する儀式を敢行!
無事に設置が終わり、安比高原スキー場のイヌワシコースを下ります。
誰もいないゲレンデを自由に滑走!? 歩いて降りる人、お尻滑りで降りる人、十人十色です。
この後、途中にある西森ハウスでおトイレ休憩をしてさらにヤマバトコースを下り、
16:00 丁度にホテル安比グランドに無事到着しました!
西森の山頂への斜面では雪が切れていて何度か軽い藪漕ぎ・・・なんていうのもありましたが
皆さん元気に??? ゴールとなりました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました!
このロ~ングツアーを踏破したことはきっと自信になったと思います。
スノーシューツアー次回は5月6日、八幡平の黒谷地~秋田ふけの湯まで八幡平を
横断するツアーです。
今度もお天気は良さそう!楽しいツアーにしたいと思います。
~やまんちゅ~
2015.05.03
本日5月3日 ホテル付近の気温は24度
毎日快晴で半袖で過ごしている爽やかな安比高原です。
本日「中のまきば」は毎年5月中旬に咲く「ヤマザクラ」と「キクザキイチリンソウ」が満開です。
参加されたご家族は新緑のブナの森に包まれる花々の風景に心地よさを感じながら散策いただきました。
昨年野焼きをした「中のまきば」では美しい風景と満開の「キクザキイチリンソウ」に感動しました。(ボランティアの皆さんたちのおかげです)
例年GWのブナの森には50~100cmの残雪がありますが、今年は白ブナ方面に一部残っている程度です。
森に入ると新緑と残雪ですが初めての方には「ブナの根開け」が気になるようです。
その残雪をのんびり歩いているとパラパラとそよ風に乗って落ちてくるものがあります。
雪上を見るとブナの冬芽だった茶色い鱗片葉が一面散らばっています。さらによく観ると所々には赤い花びらも散らばっています。「赤雪」です。
「赤雪」とはブナの花が咲き終わり散った花びらで雪上が赤く見えるこの地域の風物詩です。
この花びらが多く「赤雪」に見える年はブナの実が多いと言われています。
そしてブナの実の恩恵を受ける生き物たちの話やブナの二次林ができた話をしながら散策してきました。
はじめは興味がなさそうな小学生も新しい発見があったようで楽しかったようです。
「中のまきば」は白いチシマザクラ・カスミザクラと、一番多い薄ピンク色のオオヤマザクラなどで様々な色合いのお花見ができます。ブナの新緑とのバランスが良く、ひきたって見えます。
新緑のGWも6月にはまた風景が変わっていきます。
6月10日頃 山桜は緑の葉となり花は小さな実となっており、ワラビ採りも多くなる時期です。
そしてブナの新緑も濃くなるころ、まきばはオレンジ色のレンゲツツジの風景に変わります。
北緯40度の安比高原は素晴らしい自然の花々にふれ、自然と人とのかかわりを体験しながら気づき学べる貴重な場所です。
5月~6月のご案内でした。こうちょう
2015.05.02
今日からGWの後半がスタート!
あちこちの行楽地で大賑わいのニュースが盛んですね。
安比高原も今日から本格的にGWの営業を開始しました。
さて、今年の桜は「はやて」のような速さで北東北を駆け抜けて
行きましたが、安比高原の桜はちょうど見ごろを迎えていますよ。
さらにホテル安比グランドの裏手にある散策路「あるぐぅ」では
山野草がどんどん咲いてきています。
ホテル安比グランドの桜はこんな感じ・・・。
ソメイヨシノよりも色の濃いオオヤマザクラかな?
ゲレンデサイドにある安比の一本桜も満開!!
山野草ではないですが、水仙も花盛りです。
あるぐぅ一面に咲いているキクザキイチリンソウ
紫色の花のアップと・・・
白い花のアップ!
この花は何の花か分かりますか?
答えは・・・
フキノトウ(バッケ)の花でした。
花の形が変わっている・・・エゾエンゴサク
エゾエンゴサクも群生しています。
あるぐぅでは数の少ないカタクリの花。
中心の模様が桜の花びらに見えると・・・
こちらは咲き始めたばかりのニリンソウ
あと1週間もすればあるぐぅに大群落が出現します。
こちらの花か延齢草(エンレイソウ) 年齢が延びる・・・? 長寿の花かな??
春の山野草の代表選手 スミレ
こちらの白い清楚な花は・・・
たくさんありますね。 ヤマワサビの花です。
こちらも咲き始めたサンカヨウ
花びらが薄いので雨や朝露に濡れると花びらが透き通って何とも言えない美しさなんです。
最後に・・・草ではありませんが、コブシの花も見ごろです。
どうです?こんなにたくさんの種類の花を見ることができる散策路「あるぐぅ」
ちょっと早起きして朝のお散歩にオススメですよ!
※写真はすべて5月1日にあるぐぅで撮影しました。
~やまんちゅ~