2014.09.10
温暖化の影響でしょうか?
ここ数日の安比高原は午後から土砂降りの雨…
今日もブナ林で作業をしていたら突然「ザァ~」とものすごい雨!
びしょ濡れになってしまいました。
さて、おとといは中秋の名月、昨日は満月と
お月様の話題沸騰中!? ですが、
お月様の話題とは全く関係なく…
しばらくぶりに歩いた散策路あるぐぅもだいぶ秋の気配を
見つけることができました。
初夏に真っ白な花をつけていたヤマボウシはいつの間にか真っ赤で美味しそうな実をたわわにつけていますし…
この花を見るとどうも試験管ブラシを思い出してしまう・・・サラシナショウマ など
秋の花もチラホラ。
トチノキ坂の階段もだんだん落ち葉が目立つようになってきましたし・・・
写真ではわかりづらいですが、ワサビ沢沿いのクルミの木はこれまたたくさんの実を
つけています。
他にも・・・
ジャコウソウのガクが膨らんできていますし・・・
ノブキの面白いタネは人の衣服にくっついて遠くに運ばれようとチャンスを伺っています。
ミスジチョウはもう少しの寿命でしょうか?
ハネがかなりボロボロ・・・
こういうちょっとしたことで季節を感じるのも面白いですよ。
散策路の途中にはこのようなベンチも何か所が設置してありますので
散策路を歩いて、好きな本をベンチで読む・・・なんて贅沢なリゾートライフも
これからは気持ちよいものですね。
スポーツの秋と読書の秋を楽しみながら季節の移ろいを感じてみてくださいね。
~やまんちゅ~
2014.09.09
昨晩の安比高原は霧が深く、残念ながら「中秋の名月」を眺めることは
出来ませんでした。
その昔、平安貴族の方々は
「お月見は空の月ではなく、たらいの水に映して見た」とか・・
今日は満月。秋の月はそんな風流な楽しみ方をしてみるのもいいですね。
さて、ここ数日、体験学習でお世話になった里山農家の方々のところへ
おじゃましていますが、りんどう農家では八幡平市特産の安代りんどうが
まさに収穫のピーク!を迎え大忙し!
そして同じく特産の山ぶどうもたわわに実っていました。
お月見では、ススキや新米やお団子をお供えしてその年の収穫を祝ったとも
いいます。
季節は“実りの秋“へ
田んぼのお米ももうすぐ黄金色に変わります。
豊作となりますように・・
みっち~
2014.09.08
9月7日(日) 久しぶりに山旅トレッキングを開催いたしました!
昨日のコースは八幡平の北側にあるマイナーなコースを通って
八幡平の山頂を目指すコースでした。
■コースマップ
8:30 自然学校を出発! 安比高原の中のまきば、奧のまきばを通りすぎて林道の終点
赤川登山口に着きました。 皆さん身支度を整えて・・・
9:00 丁度に赤川登山口を出発!
ここから八幡平山頂まで約11キロ! 標高差約600mのトレッキングです。
皆さん元気にブナやダケカンバの原生林を進んでいきます。
9:25 茶臼岳と安比岳の分岐到着! どっちを経由しても八幡平へ行くことができますが
今回は茶臼岳を経由して八幡平へ!
ブナやダケカンバの森から徐々に標高が上がってくるとアオモリトドマツやコメツガなど
針葉樹の森へ植生が変化してきます。
ここのコースの魅力はほとんど人の手の入っていない広葉樹、針葉樹の豊かな森を
のんびり、静かに歩けること。
11:40 茶臼岳の肩にある茶臼山荘に到着!
ここまで2時間40分で到着しましたが、小屋まで誰とも遭遇しませんでした。
山荘で早めのランチを食べて・・・
12:32 茶臼岳(標高1,578m)の山頂!
あいにく岩手山は雲の中でしたが、眼下には夜沼、石ガタ沼、熊沼、西側には八幡平の山頂が
雄大なパノラマで広がっていました。
13:16 黒谷地湿原到着! だんだん雲行きが怪しく・・・
黒谷地湿原は生い茂る草がほんのりと色づきはじめていました。
黒谷地から源太森へ向かう途中・・・
7月の長雨、8月の台風による雨で登山道がかなり掘れてしまい、なんとロープが設置
されていました。水の威力の凄まじさを垣間見た瞬間。
源太森へと続く階段、勝手に「天国への階段」と呼んでいますが・・・
特に階段の右側にはお花畑が広がっています。
この季節はお花も終盤・・・ヤマハハコやアキノキリンソウ、リンドウがチラホラ。
14:10 源太森山頂に到着! 写真は源太森から見た八幡沼と八幡平山頂。
こうしてみると改めて八幡平の山頂は平らだなぁ~と思うのでした。
八幡沼の北側に広がる湿原は黒谷地よりもいっそう草紅葉が進んでいるように感じます。
やっぱり標高が高いからでしょうか?
そして、14:55!
百名山「八幡平」の山頂!
この直後、雨に降られてカッパを羽織、15:15 予定通り八幡平山頂レストハウスに着きました。
その後は温泉に入ってさっぱり汗を流して
17:00 安比高原に無事到着しました!
アスピーテラインを使えばわずか30分で登頂できる百名山「八幡平」ですが、
今日は約6時間かけて八幡平の山頂に到着しました!
八幡平の魅力は山腹に広がる広大な原生林と頂稜部に広がる高層湿原だと思います。
特に今回歩いた八幡平の北麓には人の手の入っていない原始性豊かな森が広がり
訪れる人も少ない静かな山歩きが楽しめます。
八幡平の懐の深さを発見できる素敵なコース。
皆さんも機会がありましたらぜひ歩いてみてください。
八幡平の意外な一面を知ることができると思いますよ!
~やまんちゅ~
2014.09.06
こんにちは!自然学校タカです
安比高原も涼しくなってきてススキや秋の花ではウメバチソウが咲き始いております。
ブナの駅付近ではヤマザクラがいち早く、赤く色を付け始めました。
リンドウもきれいに咲いていて見頃です。
ブナの木をはじめ、ミズナラ、トチノキ、クルミなど木々には実をたくさん付けはじめました。
昨年がブナの実が豊作、ミズナラの木は不作でした。
今年はミズナラノ木には沢山の実をつけておりました。少し頂いてきました。
みなさん3種類の木の実がありますが何のみか分かりますが?
分からない人は調べてみてくださいね!
この実たちはブナ林で見つけました。
2014.09.05
朝晩めっきり涼しくなった安比高原です。
安比高原に隣接している八幡平も山頂付近では
早くも草紅葉が始まっているみたいです。
今年は秋の訪れが早そうですね。
北東北の山々ももうあと半月もすれば「山粧う」季節です。
ミネカエデやミネザクラの黄葉、ナナカマド、ヤマモミジの紅葉、アオモリトドマツやハイマツの緑・・・
自然のコントラストはどんな天才的な画家にも真似できない色彩を見せてくれます。
裏岩手縦走路、小畚山から見た「1448無名峰」・「三ツ石山」の紅葉
秘境、和賀山塊・高下岳から見た根菅岳への縦走路と奥に秋田駒ヶ岳の紅葉
八幡平 御在所沼の紅葉
山頂から山麓まで豊かな落葉広葉樹林に覆われた東北の山々はまさに「山全体」が色づき、
果てしなく続く紅葉の山並みは圧倒的なスケールで見るものに感動を与えてくれます。
そんな紅葉の山々を歩くのが大好きなわたくし ~やまんちゅ~ は
今からもう秋が待ち遠しい! そう思うのでした。
2014.09.04
今日は北海道から修学旅行生が体験学習に来てくださいました。
4つの創作体験を選択。
甘い香りに誘われて・・そのひとつ「シェフのデザート作り」の
会場におじゃましました。
「シェフのデザート作り」はホテル安比グランドの菓子職人“パティシエ”が
教える本格的なデザートを作る体験です。
今日のデザートはクレープシェゼット&フルーツクレープです。
プロの技に「お~!!」と感嘆の声が会場に響いていました。
そして、生徒さんのフルーツクレープの出来上がり!です。
美味しそう!!
プロが教えてくれた味はどうだったかな?
その答えは、皆さんの最高の笑顔!で分かりました。
また、素敵なシェフが作るデザートを食べに安比高原にお越しください!!
みっち~
2014.09.03
ボランティア組織「安比高原ふるさと倶楽部」では、今年「馬による芝草原の復元プロジェクト」を行っています。
6月11日、レンゲツツジ満開の中で始まったプロジェクトでしたが、天然芝の状況が悪く20日間ほどで一旦休止となり芝の成長を待ってようやく本日の放牧となりました。
今日の馬っこ3kmの遠足を紹介します。
本日曇りの中14:00から馬っこを移動開始
種市さんの腰に巻いた鈴から“シャン”“シャン”と言う鈴の音が聴こえてくると馬たちは集まってきます。
素早く移動開始 草原を元気に走りながらも一番(強い?)の年寄牝に付いていきます。
途中で休憩。 でも美味しそうに牧草を食べて、なかなか進もうとはしません。
追い手係りの私たちが「ホーイ!ホーイ!」と追い立てるようにすると先頭のリーダー牝が歩きだしました。
夢中で牧草を食べていた仔馬や牡馬も走り出しました。大迫力!!
今は使われていない広大な放牧地を中のまきばに向かって上ります。
何とも素晴らしい風景に見とれました。
放牧地を過ぎるとブナ二次林に入りました。
ここは牧草が無いので木立中をスムーズに上って行きます。
安比ブナの二次林は当時牛馬の林間放牧で笹や草を食べさせて、下刈りの手間を省いたと地元人が言っていました。放牧を止めて2~30年以上経つと藪になって来ました。
舗装に到着 3頭がこの通り・・・。休憩
親馬も仔馬も体が汗でテカテカ光って見えています。馬たちにとって移動は大変なんだな~と思えました。
ようやくブナの駅に到着しました。駐車場には、大勢の人が声援を送っています。放牧柵の入り口まであと200mです。
少し疲れた様子ですが、声援に馬っこたちも元気を取り戻した感じです。
牧柵へ無事ゴール
「くつわ」をはずして放します。
久しぶり「中のまきば」 二度目と有って柵内をチェックする走りはありません。
直ぐに慣れて美味しく草を食べていました。
そして喜んで転げて「笑って」ました。
こうちょう
※放牧は1ヵ月を予定していますが草の状況で変わります。詳しくは自然学校までお問い合せ下さい。
2014.09.01
先週、修学旅行の体験学習で「漆器工房体験」があり同行してきました。
この体験は安比塗漆器工房さんで箸に漆で絵付けをする体験です。
「安比塗」は八幡平市の特産の一つでもあります。
生徒さんが絵付けしていく様子を見学させていただきました。
赤・青・黄色の3色の漆で絵付けしていきます。
下描き無しで、本番一発勝負です。
細かい作業なので、みんな慎重です。
体験中、会場はし~んとしていてり終えると、皆さん「ふぅーっ」安堵の溜息をついていましたよ。
出来上がった作品を見ると、なかなか斬新なデザインです!
漆を使って作った手作りの箸は「一生モノ」ですね。
長~く、大切に使ってくれたらうれしいです。
はたぼー