イーハトーヴォの四季だより/安比高原オフィシャルブログ

2016.12.16

例えば・・・こんなリスクがあります!

今日の安比高原は朝からかなりごきげんな雪が降り続いています!

岩手県の観測している道路の積雪量でローソンのある交差点付近で

30センチ以上の積雪が観測されています!

今シーズンは順調に雪が積もってきています♪

さて、昨日のブログで冬期のリスクマネジメント研修を開催したと

ご報告させていただきましたが、実際に雪山で考えられるリスクとは

どんなことが想像できますか?

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例えばこちらの写真・・・流れる川の水からもうもうと水蒸気が立ち上っています!

こちらの写真は私が通勤途中で撮影したものですが、安比の手前にある平舘という里を流れている

川の写真です。

この時の気温は-18℃!!!

恐らく山の上では-25℃以下に冷え込んでいたと思います。

そうすると・・・ちょっとした汗冷えでも低体温症になってしまいますね。

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こちらの写真はいかがでしょう?

山の頂上から雪が庇(ひさし)のようにせり出していますね。

こういう雪の状態のことを雪庇(せっぴ)と言います。

この雪庇は強風によってどんどん大きく成長します。

そしてある時突然!!!

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上の写真のように崩壊してしまいます。

写真中央部付近に2つの大きなブロックが見えると思いますが、その大きさは・・・

一番左端にある樹木の大きさと比べてみてください。

木の高さはおよそ4m~5mぐらいあります。

天井までの高さが4mほどある6畳ぐらいの部屋の大きさほどもある

雪の塊が落ちてくるのです!

雪庇の下は風が弱まるので風をよけて雪庇の下で休憩とかビバークとかしがちなのですが

上のようなブロックが崩落で落ちて来たら・・・ひとたまりもありませんよね?

 

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最後にこちらの写真・・・何が写っているかわかりますか?

よ~く目を凝らすとそこには八甲田名物の樹氷が写っています。

樹氷までの距離はおよそ3m!

目の前にあるはずの樹氷もこんな濃霧の日にはこんなに見えなくなってしまうのです。

 

この他にも冬は日が短いとか、雪崩とか、雪目とか、様々なリスクがあります。

冬山・雪山は怖いです!、

 

しかし…

○上記のようなリスクがあることを理解し

○きちんとした計画を立てて、

○十分な装備をして、

○天候をしっかり確認し

○決して無理はしない!

 

そうすることでリスクをできる限り低くして雪山の素晴らしさを感じることができると思います。

岩手では12月~5月まで約半年も山は雪に閉ざされます。

上手に雪山と付き合って雪山を楽しみましょう!

 

~やまんちゅ~

 

 

投稿者: 自然学校スタッフ | 日時: 2016.12.16