PARTNERSHIP PROGRAM安比オフィシャルスクール
パートナーシッププログラム 概要
(2025-2026シーズン)
1. 概要
安比高原スキー場では、ご利用頂く全ての皆様の安全を確保するため、安全管理上の観点から
無資格者によるスキー・スノーボードの指導、不法就労、各種シーズン券の不正使用等の一切を禁止致します。
これにより、ルールを遵守した公正なスキー場利用を推進し、安心・安全なスキー場運営を継続することを目的としています。
安比高原スキー場でレッスンを行う場合は、安比高原スキー場およびオフィシャルスクールである「安比スキー&スノーボードスクール」(以下、安比スクール)で構成される「安比オフィシャルスクールパートナーシッププログラム協議会(以下、ASP)」より認定を受けて頂く制度を導入致します。皆様のご理解とご協力をお願い致します。
2. 対象者
安比高原スキー場内で、営利を目的としたレッスンを行う全ての方を対象と致します。(個人、団体、企業、外部スクールなど)
3. 認定条件
申請者の認定は、ASPの裁量により決定されます。
- 法人・団体資格:申請主体が法人または団体である場合は、日本国内に登記された日本法人であること。
- 法令遵守:日本の法令(入管法・労働基準法・税法・消費税法 等)を遵守していること
- 外国籍スタッフの就労要件:外国籍インストラクターについては、有効な就労資格 (在留カード)を保有し、写しを提出すること。
- 保険加入:以下の保険に有効に加入していること。
- ・対人、対物を含む損害賠償責任保険(申請主体が法人または団体である場合は、1事故あたり3億円以上の補償、申請主体が個人である場合は、1事故あたり2.5億円以上の補償)
- ・受講生全員を対象とした傷害保険
- 納税証明:法人、個人ともに、最新年度の納税証明書の写しを提出すること。
- ウェア着用義務:レッスン時はASP指定のベストまたはウェアを常時着用すること。(視 認性の確保)
- 保有資格:以下いずれかの公認指導資格を有すること。
- SIA、 SAJ、 JSBA の各種認定資格
- これに準ずる海外の国際認定資格(ISIA基準に準ずる)
- 運営協力義務:安比高原スキー場および安比スクールの指示、および運営方針に協力すること。
- ビギナーレッスン対応:初心者レッスンにおいては、原則として「専用ビギナーレッスンエリア」を使用すること。
- 特許レッスンプログラムの利用条件:安比スクールが実施する研修(30〜60分程度。別途運用方法記載)を受講した場合に限り、ビギナーレッスンゲレンデおよび特許レッスンプログラム(スペースバー・フリクションプログラム等)の利用を許可する。
- 物品の適正使用:スクール専用リフト券およびベストは、各500円のデポジット制とし、紛失・不正利用のないよう適切に管理・返却を行うこと。
- 反社会的勢力の排除:申請者及びインストラクターは、⾃らが暴⼒団関係者その他暴⼒、威⼒、詐欺的⼿法を利⽤して経済的利益を追求するもの( 以下( 反社会的勢⼒) という。)でないこと、反社会的勢⼒でなかったこと、反社会的勢⼒を利⽤しないこと及び反社会的勢⼒を名乗るなどして不当要求⾏為をなさないこと、並びに⾃らの主要な出資者、経営⽀配者及び役職者が反社会的勢⼒に属さないことを保証すること。
- 違反時の処分:本制度に違反した場合、認定の取り消し、およびスキー場からの排除の対象となる場合があると理解すること。
4. スクール専用リフト券
- 登録されたパートナーには、安比スクールが管理するスクール専用リフト券を貸与致します。このリフト券は、一般のシーズン券や一日券とは異なり、ゲストへの指導を目的とした利用に限ります。管理は安比スクールが実施致します。
- スクール専用リフト券は、マジックフォレストやマジックウエーブなどのエリアの管理責任を担うことの引き換えであり、その安全遵守の責務がインストラクターにもあることを認識しなくてはなりません。スクールから貸与する際に誓約致します。
- 譲渡、貸与は禁止致します。
- 紛失時の再発行:手数料3,000円+保証金500円/1件
5. 申請手続き
インストラクター、および外部スクールは、所定の手続きを経て認定を受けた後、レッスンの申請をお願い致します。
(1)登録申請
以下の提出項目を所定の【申請書】より提出ください。
【提出項目】
- スクール登録名称(法人名またはスクール名称)
- 校長または責任者の氏名および連絡先
- 所属インストラクター全員分の名簿
- 所属インストラクター全員分の有効な指導資格証明書の写し
- 法人登記簿謄本(個人の場合は住民票の写し)
- 危機管理計画書(事故発生時の連絡体制、避難、救助対応 等)
- 損害賠償責任保険証書(補償額が明記されたもの/法人・団体:1事故3億円以上、個人:1事故2.5億円以上)
- 外国籍インストラクターは、就労許可証明書および在留カードの写し
- レッスンメニュー一覧(ビギナーレッスンについては、安比スクールのプログラムに準拠すること)
- インボイス登録番号(適格請求書発行事業者の証明)、および最新年度の納税証明書の写し
- 安全管理およびルール遵守等に関する誓約書
(2) 登録手順(フロー)
申請書提出 → ASPによる書類審査 → 面談(オンライン/対面) → 認定 or 認定不可 → 誓約書提出 → 契約締結
※認定不可の場合はその理由を通知しますが、再申請の可否はASPの裁量に依ります。
(3) レッスン申請
登録申請が確定次第、申請書より以下の内容にてレッスンの開催申請を行う。
- 登録名
- 日付、時間
- レッスン内容
- 担当インストラクター
- 金額(ツアーで組まれている場合、レッスン料金に相当する金額を算出)
- お客様の人数
内容に変更が生じた場合は速やかに報告ください。
報告がない場合、認定取り消しの対象となる場合があります。
6. 禁止事項
パートナー制度の健全な運用とゲストの安全確保のため、以下の行為を禁止します。違反が確認された場合には、本プログラムからの認定取り消し、およびスキー場からの退去命令など、相応の処分が科される場合があります。
【禁止される行為】
- スキー場施設内等での営業活動、勧誘、宣伝、チラシ配布等の行為
- 指定されたベストまたは公式ウェアを着用せずに、レッスンを実施する行為(視認性の欠如は、安全管理上重大な問題となります)
- 緊急時に連絡が取れない状態を意図的に放置する行為(緊急連絡先の登録・常時携帯は義務)
- 申請時に提示した内容、日本の法令、スキー場の利用約款、その他ローカルルールに違反する行為
- 重大な事故、トラブル発生時の報告義務違反
- スクール専用リフト券の不正使用(貸与・譲渡・転売など)
- 登録申請時における虚偽記載、必要書類の不備・偽造
- ゲストや関係者への誹謗中傷、威圧行為、名誉棄損
- 自らの経営又は営業に暴力団(構成員及び準構成員を含む)又は反社会的勢力を関与させ(資本による参加及び役員としての参加を含む)、あるいはこれらの者に資金提供する行為
各違反に対する処分は、以下の「禁止事項・罰則規定一覧」に従います。重大な違反が認められた場合、即時退去および今後の登録禁止等の措置を取る場合があります。
【禁止事項・罰則規定一覧】
A. 認定条件違反(項目:a・b・c)
| 違反回数 | 処分内容 |
|---|---|
| 1回目 | 厳重注意(スクールからの念書提出) |
| 2回目 | 貸与している全リフト券を3日間停止 |
| 3回目 | 認定の取り消し |
※悪質な場合は上記回数に関わらず、認定取り消しにする場合があります。
B. 重大な違反行為(項目:d・e・f・g・h・i)
- 当事者のリフト券を即時没収(翌年の発行も不可)
- 当局へ一報(岩手県警、入国管理事務所、税務署、役場と共有の実施)
- 即時認定を取り消します。
7. 許可取得適応外
以下については、許可取得は不要で、登録のみ。
- 国内学校授業として、学校教師が生徒に対し一時的または短期間に教える行為。
- ASPが認めたオフィシャルスノースポーツスクール、ガイド事業。
- ASPが認めた団体(イベント等を含む)または個人が一時的または短期間に教える行為。
8. 取り締まりの施行手順
不正なレッスン実施やリフト券の不正使用、ルール違反の防止のため、取締スタッフを配置し、レッスン実施者の記録撮影、使用しているリフト券の確認などを実施する。
- 取り締まり監視スタッフはスキー場内での声がけを行い下記項目などの確認を行う
- ① 許可申請の有無
- ② 使用しているリフト券の種類および番号
- ③ 所持者の名前および連絡先と写真の撮影
- ④ その他必要事項の確認
- 対象者が疑わしいと判断された場合
- ① 該当者には、諮問会(説明面談)案内文書と外部スクール登録申請(非認定スクールであった場合)の案内を渡し、その場ではそれ以上の関与はしない。
- ② 詰問会案内文書受領者が48時間以内に正しいリフト券使用の証明をするための 面談に応じない場合は、リフト券を一時停止とする
- 48時間以内の面談に応じた場合
- ① 違反行為がないと判断された場合、何も起こらない
- ② 違反行為が認められた場合、既定の罰則処分となる
違反インストラクターが団体(スクール)所属者である場合、その団体にも指導責任を問います
- 非認定スクールへの対応
- ① 認定を受けていない外部スクールも調査対象とし、違反の疑いがある場合は同様に警告を実施。
- ② 2回目の違反または警告無視が確認された場合は、使用リフト券の停止措置を行う。
- 通報制度の活用
- ① 安比スクールまたは認定パートナーからの違反通報も受付。
- ② すべての通報・報告はASPにて記録し、必要に応じて調査・対応を行います。
9. 総則
- ASPは、ゲストの安全確保および高品質な顧客体験の維持を最優先事項とし、本プログラムにおいて厳格な運用を行います。
- 制度への違反が認められた場合、ASPは、リフト券の停止、販売拒否等の措置を講じる権限を有します。
- 本プログラムの内容および運用要領は、状況の変化や運用上の必要に応じて、予告なく改定される場合があります。
- 本プログラムに基づき認定されたスクールおよびインストラクターに対して、リフトに優先乗車する権利は付与されません。
- プログラムの趣旨と遵守事項を広く周知するため、スキー場施設内への掲示やアナウンス、および公式ウェブサイトでの告知等、情報提供を行います。
申し込み/お問い合わせ
安比オフィシャルスクール パートナーシッププログラム 協議会
TEL:050-1721-1305
E-mail:booking.appischool@gmail.com

