APPI

蜷川実花 胡蝶の旅Embracing Lights

安比 Art Project Winter蜷川実花 アートゴンドラ&ギャラリー

柔らかな光に満ち、
儚くも力強い美しさを描く
“光彩色”

未来とゆらめく情感が響き合う中で結ばれるイメージです。

現代日本を代表する写真家として、映画、デザイン、ファッションなど様々な分野でクリエイティブな活動を続ける蜷川実花。鮮烈な色彩と躍動感をまとった独自の世界観で、表現者として常に時代をリードしてきました。

本プロジェクトに向けて撮影された花々や蝶は、光に満ち溢れ、柔らかな色調の“光彩色”(こうさいしょく)で彩られています。これまでの蜷川の写真は追憶や夢、幻想など様々なフィクションと多層的なイメージを結んできました。本展で展示される作品は「現在と未来」という、これまでとは異なるアプローチの対比から撮影されています。花々がまとう光は、その先に広がる景色とゆらめく情感が響き合う中で写しとられたものです。

体験の核となるのは映像インスタレーション「胡蝶のめぐる季節」です。今回の展示では山頂にある安比の廃ゴンドラ乗り場を舞台にした空間体験となります。空間の中に柔らかく広がる映像の光、その中をめぐる体験は、まるで光を抱きしめるような新しい感覚につながります。

山頂とふもとを結ぶゴンドラも蜷川が撮影した光彩色をまとった花や蝶によって採光部が飾り付けられたものです。昼の時間帯はさまざまな角度から差し込む光とゆらめく木々の木陰によって、多様に移り変わる空間体験となります。夜間はゴンドラ内部のライティングに加え、発到着時の光の差し込みが魅力ですが、山頂での星空を加えた体験が加わります。昼夜の時間帯で異なる体験が出来ます。

テキスト:宮田裕章
本展・映像作品プロデューサー

お知らせ

映像インスタレーション「胡蝶のめぐる季節」の空間体験と、夜間のゴンドラ運行は、2022年10月30日で終了いたしました。
2022年12月17日より 安比Art Project Winter「蜷川実花 アートゴンドラ&ギャラリー」でのアート体験をお楽しみください。

蜷川実花[にながわみか]

写真家・映画監督

木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)監督。2022年4月、最新監督作『ホリックxxxHOLiC』が公開。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190 ヵ国で配信中。映像作品も多く手がける。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題に。2016年、台北現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新。2018年から2021年に全国の美術館を巡回した個展「蜷川実花展̶虚構と現実の間に̶」は各地で好評を博し、のべ約34万人を動員した。また、同展示を再構成した最大規模個展が2022年6月に北京時代美術館で開催。6月25日より東京都庭園美術館にて、個展「蜷川実花 瞬く光の庭」がスタート。最新写真集に『花、瞬く光』。https://mikaninagawa.com/

Informationインフォメーション

料金

アート体験を楽しむ2種類のチケット

1.GOLD PASS / 8,500円(税込)

スキー&スノーボードを楽しみながら、アートゴンドラ&ギャラリーも楽しめるチケット。アートゴンドラの乗車とギャラリーラウンジも楽しめるチケットです。

※全てのリフトに乗車可能で、安比ゴンドラ・セントラルクワッド・ザイラークワッド・ビスタクワッドの優先乗車が可能となります。

2.アートゴンドラチケット / 2,000円(税込)

アートゴンドラで山頂まで1往復できる、アートゴンドラ&ギャラリーを楽しめるチケット。安比ゴンドラ遊覧券では物足りないあなたへ、アートが体験できるチケットです。

※スキー&スノーボードをしないゲスト向けのチケットです。
※アートゴンドラチケットはゴールドパスのICカードとなりますが、裏面にアートゴンドラチケットと記載がありますので、係員へは裏面をご提示いただきますようお願いいたします。

CAUTIONご購入前の注意点

デポジット制度に伴いまして、上記料金にプラス500円の保証金が発生致しますので、あらかじめご了承願います。
デポジット制度:リフト券購入時にカード保証金500円を預かり、返却時に500円返金いたします。

※安比ゴンドラ遊覧券では、アートゴンドラの乗車及びギャラリーラウンジをご覧、ご利用いただけませんのでご注意ください。
※GOLD PASSご利用のお客様におかれましては、山頂ギャラリーラウンジの営業時間にご注意のうえご利用ください。

安比高原スキー場

アートゴンドラチケット(2,000円税込)販売時間

2022年12月17日(土)~2023年1月31日(火)

販売時間
9:40 ~ 14:20
ゴンドラ乗車
上り最終 14:30 / 下り最終 15:30

2023年2月1日(水)~2023年4月2日(日)

販売時間
9:40 ~ 14:50
ゴンドラ乗車
上り最終 15:00 / 下り最終 16:00

山頂ギャラリーラウンジ 営業時間

10:00 ~ 15:30(Lo15:00)

※山頂ギャラリーラウンジオープン時間前のゴンドラ乗車の場合、ギャラリーラウンジをご覧いただけませんのでご注意ください。
※天候状況等により、ゴンドラ営業時間が予告なく変更する場合や運休となる場合がございますのでご理解くださいませ。

様々なアートに触れる安比高原スキー場Exposure to a variety of Art

望月久 写真展

「光の散策 安比高原・八幡平の四季」

場所
安比高原スキー場 ~ ANAクラウンプラザ 連絡通路
料金
無料

安比高原スキー場
昔のポスター展

展示期間
2022年12月3日(土)~2023年4月2日(日)
場所
安比リゾートセンター内
料金
無料

「岩大アート GROOVE IT」展

展示期間
2022年12月3日(土)~2023年4月2日(日)
場所
安比リゾートセンターのいろいろなところ:作品を探すことも楽しんでください。
料金
無料

展示を見てくださる方に、「自然」をテーマ製作しました作品展示を楽しんでもらい、自分達の作品(テーマ:「自然」)をきっかけに、自然に目を向けて、自然豊かな安比高原を楽しんでもらいたい。という思いから、「groove it」(意味:楽しむ)という展示に仕上げました。
さらに、「安比高原の自然から得られる感覚、感情」という意味でも、「groove」という言葉を使いました。
また、学生(作家)の立場より、「自然」から得た感覚や感情からの作品制作 ・ 展示 を楽しみながら作り上げるという思いも含まれています。

岩手大学 4年 田屋千咲

アクセス

飛行機
いわて花巻空港-(路線バス:APPI エアポートライナー)-安比高原(約80分)
大館能代空港-(ご宿泊者様専用貸切バス:要予約)-安比高原(約100分)
電車
盛岡駅-(JR花輪線)-安比高原駅下車(約60分)
バス
盛岡駅西口㉖-(岩手県北バス)-安比高原スキー場(約60分)
岩手県北バスHP
青森から
青森IC-(東北自動車道)-安代IC-(国道282号線)-安比高原(約2時間)
八戸IC-(八戸自動車道)-安代IC-(国道282号線)-安比高原(約1時間30分)
秋田から
秋田中央IC-(秋田自動車道)-松尾八幡平IC-(秋田から県道45号線)-安比高原(約2時間50分)
仙台から
仙台宮城IC-(東北自動車道)-松尾八幡平IC-(県道45号線)-安比高原(約2時間40分)