イーハトーヴォの四季だより/安比高原オフィシャルブログ

2017.09.08

木の実を探しに…

こんにちは!自然学校のかほです。

晴れてはいるものの、肌寒くなってきて本格的な秋を迎えそうな安比高原です。

そろそろ、「こしぇるべ」で利用する木の実たちを拾いに行く季節だな~ということで、

今日は、あるぐぅにトチノミを拾いに行って参りました。

 

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落ちてました!落ちてました!

割ってみると~、可愛らしい実が姿をあらわしました。

今はこんなにつるつるのフォルムですが、創作パーツに使うためにお湯で煮るとしわしわになってしまうのです…。

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こちらはもっと小さいサイズの実ですね。

美味しそうなトチノミですが、

そのままではとても渋くて食べると大変なことになるそうな…(私は食べたことありませんが…)

しっかりとアク抜きする必要があります。

 

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こちらはクルミです。

以前ブログで紹介した梅のような緑色のものが、黒く腐り(左の写真参照)

中から私たちが普段見ている茶色いクルミがでてきます。(右の写真参照)

クルミは時期をみてすばやく拾いにいかなければ、リスにとられてしまいます!

あ!そういえばトチノミを探している最中に木に登るリスをみかけました!

素早くて写真は残念ながら撮ることができなかったのですが、

初めて野生のリスをみた私は感動してしまいました!!!可愛かった…♡

 

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ナナカマドの実もたくさんついていました!

緑の森の中に赤い実がとても目立っていました。

ナナカマドは葉が落ちた後も実は残るので、鳥たちの冬の貴重な食料になります。

 

もう少しすると他の木の実たちもみることができるようになります。

皆さんもあるぐぅをゆっくりお散歩しながら、木の実ウォッチングしてみませんか???

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.08

2017.09.06

花にも様々な事情が・・・

ただ今、安比高原は女子プロゴルフ選手権開催中につき

慌ただしく盛り上がっておりますが、

ホテルより上がればいつもと変わらない

自然の風景が癒してくれます。

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と、黄昏ながら写真を撮っていたら

ブナの駅の管理人さんが

「こっちに面白いのあるぞ~」と、

呼ぶので行ってみると、

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ウメバチソウ?

この時期咲きますけど?

何が面白いの?

「こっち、見てみろ」

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花びらが4枚!!

雄しべも4つ、と言うことは

花びらが落ちた訳ではない、

確かに、面白い現象。

と、思いきや

更に追い打ち

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こちらは、三枚バージョン

自然界に生きる植物、アルビノと呼ばれる白花があったり、

白い花なのに色が付いてたり、常識を打ち破ってくれるのが面白いですね。

 

すなぴー

 

 

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.06

2017.09.05

安比高原の芝草原で馬たちとのふれあい体験会

         9月入りさわやかな風が吹く様になりました。

馬による芝草原再生保全を実施している「中のまきば」では紺桔梗色のリンドウが咲き、ヤマザクラは紅葉し始めてきました。早くも初秋を感じる今日この頃です。芝の再生は確実に広がってきました。

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本日は安比高原の南側山麓にある松野小学校より低学年の子供たち31名が馬とのふれあい体験に来てくれました。

これは岩手北部森林管理署が主催する森林学習プログラムに安比高原ふるさと倶楽部として協力をしています。今年は安代小・田山小・そして最終回は松野小です。

 

先ずふれあい会の準備では300mも離れている馬たちを連れてくることから始まりました。

来てくれる不安でしたが近くで「お~い」「おいで~」と言うと、なんと安比放牧3年目になる「霧芝」が近づいて来て、それを見ていた馬たちも一列になって付いてきました。

これは感動ものですね~!

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柵まで来たところでペンションの三澤さんが刈って運んでくれた「萩」を食べさせ子供たちを待ちます。

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丁度、この馬たちの飼い主である岩間さんも時間を調整して来てくれました。

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さっそくふれあい会が始まりました。

子どもたちの目の前にいる馬は「農耕馬」と言って、50年ほど前のトラクターやトラックがまだ普及する前は馬たちが主役となって農業や産業の中でいろんな働きをしていました・・・。

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馬はとても優しい動物です。

その 馬たちは草を食べて働いてくれる貴重な家畜としてこの地域では一緒の家で暮らしていました・・・。 img_6426

馬に関するクイズを出し、目の前の馬たちを身近に感じてから萩を食べさせ始めました。

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子どもたちは萩を一斉に口元に持って行くと馬たちは嫌がらずバクバクと美味しそうに食べていました。

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何度も何度も萩を与える子どもたちは優しい馬に慣れてきたせいか、顔やお腹をなでたりして初めてとは思えないくらい積極的にふれあっていました。

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1000年もの馬の放牧の歴史を持つ安比高原は、地域の大切な「まきば」として世代と世代がつなぎ維持され今にあります。

馬が走りたわむれる広大な草原の風景はきっとこの子どもたちのDNAにしっかりと記憶されていることでしょう。

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今日はその記憶を少し呼び戻すことができた様に感じた体験会でした。

馬が再生している芝草原と草を食べて働く農耕馬のふれあいにどうぞお越しください。

こうちょう

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.05

2017.09.03

安比高原中のまきばの様子。少しずつ紅葉が進んでおります

 

こんにちは!自然学校タカです。

昨日、お客様とブナの森に行ってきました。

霧の中、幻想的なブナの森を歩くことが出来ました。

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中のまきばは、だんだん少しずつ紅葉し始めてきています。

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山峰桜の紅葉が見ごろを向かえております。

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ブナの駅付近の風景です。

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馬さんたちも冬に向けて、もりもり草を食べています。

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食べ疲れたのか目を閉じて立ったまま寝ていました。

アップの写真↓

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中のまきばの紅葉は少しずつ、進んでおりますが、見ごろは10月の中旬頃です。

ブナの葉っぱは黄色に紅葉いたします。光が当たると黄金色に輝いて綺麗です。

 

 

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.03

2017.09.02

安比高原周遊トレッキング 中のまきば~西森編

何度か触れています、安比高原周遊トレッキング

今回は「中のまきば~西森山」をお届けします。

安比高原周遊トレッキングのコースを記載したMAP

(ゴンドラ乗り場、自然学校にて配布しております)

を、ご利用いただくと歩きやすくなります。

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まずは、中のまきばを出発です。

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馬のいる柵の中央へ行くとゲートのどちらかが開いているので、

そちらをお通り下さい。

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馬のいない方が歩けるようになっております。

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草原を抜け

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バラセン伝いに歩くと

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前回も紹介のゲート登場!

ここを抜けるとすぐ

分岐があります。(歩き出しから10分)

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どちらでも、西森山に行けますが

今回緑色のコース

安比高原・赤川登山口コースへ進みます。

コース看板にはB5など番号がありますので、

分岐でMAPと照らし合わせて頂くと、

現在地も確認出来、迷わず歩けます。

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モグラ発見!

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しばらくは、ピンクのテープに沿って歩くと

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番号の無い看板があります。

こちらはコースの確認の為に、設置してあります。

ブナの二次林を歩くと

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また分岐に出くわします。(前の分岐から30分)

ここで、黄色看板初めて登場!

(ちなみに緑の看板、若干熊にやられてます)

こちらから先が、今年新たに登山道となりました

「アスナ沢・西森山コース」です。

ここから登りが始まります。

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歩いて行くと、だんだんとブナの木が太くなります。

2次林から原生林へと変わります。

黄色コースに入ってから40分

D2の看板

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赤いテープに標高が記載されてます。

1,100mだったはず・・・

このコース、何か所か標高確認出来る様になってますので、

現在地と、お持ちの高度計の誤差を確認していただければと思います。

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標高が上がり、樹木がブナからアオモリトドマツなどの針葉樹に変わると

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分岐登場

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黄色コースはここまでです。(前のD2からは35分)

ここからは黒の看板に沿って歩き

20分で

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毎度おなじみ、西森分岐に到着

ここから、西森山の途中

ゲレンデ作業で草を刈ってますが

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右には行けませんのでお間違え無く。

そして、太い笹を刈った道なので十分気を付けてください。

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分岐から5分で西森山頂上到着!

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前森山を撮るとこんな感じですが、

実際はもっと見えます。

30分下ると、3本ブナ出会いに到着。

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ここからは、ゴンドラの動いてる日は前森山へ、

動いてない日は

中のまきばもしくは、リゾートセンター方面へと3通りお選びいただけます。

ちなみに私はこの後、道なき森を抜けて中のまきばへ向かったところ、

熊と出くわしました、その距離5メートル

なので、道でない所を行くのはやめましょう。

 

今回のルート秋には、西森山をぐるっと回りますので、

西森好きの方、半日位の山歩きを楽しみたい方にはお勧めです。

先日もアメリカ国籍の方が、安比~茶臼岳を歩きに来ていただいたりと

昨年から増えたトレッキングコースを活用していただけとても嬉しいです。

沢山の方に歩いていただくと踏まれてもっと良い道となりますので、

宜しくお願いします。

 

おまけ、その足で黒滝に寄ったので

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奥のまきばのさらに奥の湿地のサワギキョウの群落が見事でした!

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すなぴー

 

 

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.02

2017.09.01

秋がやってきたぞ~!❁

こんにちは!自然学校のかほです。

天気が良く爽やかな風が吹いている安比高原です。

さて、本日は奥のまきばに少しの時間行って参りました。

 

まず見つけたのはこちら。リンドウです。

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鮮やかな紫色がとても美しいです。うっとりしてしまいます。

奥のまきばのリンドウはあと少しで終わりをむかえそうでしたので、見に行く場合はお早めに~!

 

こちらはツリガネニンジンです。

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お花の形が釣鐘形で、白く太い根が朝鮮人参に似ていることから「ツリガネニンジン」という名前がついたそうです。

可愛らしいお花で、その名の通り今にも音が鳴りそうですね。

 

続いてはこちら。サワギキョウです。

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名前の通り、サワに咲くキキョウという意味でこの名前がつけられたようです。

ただ、キキョウといっても植物学上はそこまでキキョウには近くないようでした。

このサワギキョウ、見た目はとても美しいですが、有毒植物ですので気を付けましょう…。

 

次はこちら。ウメバチソウです。

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ウメの花のような白くてかわいらしいお花が素敵ですね。私、このお花好きです。

 

本日のおまけ。

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赤とんぼと少しずつ赤や黄色になってきた葉っぱたちに秋の訪れを感じました。

肌寒くなってきましたので、皆さん体調にはお気を付け下さい!

 

 

 

 

投稿者: appi-admin | 日時: 2017.09.01

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