イーハトーヴォの四季だより/安比高原オフィシャルブログ

2015.11.04

奥入瀬渓流のコケ散歩は面白い

 

標高400mにある十和田湖の子ノ口から14㎞下流の焼山(標高230m)までを奥入瀬渓流と言います。

標高が低いため10月下旬が紅葉の見頃となり、多くの観光客が渓流と紅葉の自然の美を観ようと訪れます。

 

その奥入瀬渓流に最近「コケ」を観に来る方が増えていると情報があり、今回行ってきました。

 

受け入れ先は「奥入瀬渓流自然観光資源研究会」で通称「おいけん」と言われています。

http://www.oiken.org/

10:30~奥入瀬渓流館で集合して、車で観察場所に移動します。

 

先ずルーペの使い方から始まります。コケ散歩行ってきました

広角で倍率が高いルーペのため焦点距離が非常に短いです。

コケにピントを合わせるためには、写真の様に目にセットしたうえで体近づけるように動かしてピントを合わせます。

ルーペの使い方

観かたは「コケ」に接近しながら観察します。

では観察開始!

では顔を近づけて見ましょう

コケをアップで観たときは何か「別の世界」を感じます。

一言で言えば神秘的ですね。

ガイドさんが解説してくれます。

コケは「根」と「維管束」を持たない植物で陸上植物の中で最も原始的な植物群を形成しています。

苔は種子で増えず胞子で増えていきます。

「ひょろひょろ~」ともやしの様に伸びているのが胞子体と言います。

その先のものを「蓋」と言います。「蓋」の先が取れて胞子が拡散するのです。

見えてきました胞子体です

なるほどと納得しながらもだんだん頭がいっぱいになりました・・・。

 

聴くよりも観ることに専念すると周囲がコケだらけだと気づきます。

いろんなコケがあることに気づきます。

ジャゴケ(蛇の模様ですね少し気味悪いです)は葉状体苔類の代表種です。

色んな苔が見えてきます。じゃごけ

 

間にあるコケは「エビコケ」です

これは岩に着生しますがオーバーハングの場所に垂れ下がるように着生するのが特徴

顔を近づけてみます

確かに同じ一枚岩でもオーバーハングの場所にしかいない。

 

道標のコケに伸びている胞子体は先が細く「蓋」がありません? なぜですか?と聞くと

「それは成長途中ですよ」と軽く返されました

成長中の苔

他の観光客にじろじろ見られながら我々はコケを観ながら歩きました。

癒しの渓流1

戻る際に、それでは渓流をご覧ください!どのように観えますか?

あっ コケだらけの渓流だ!

渓流の岩や樹木の幹や歩道のまでコケに覆われていることに気づきます

奥入瀬渓流はコケだらけ

奥入瀬渓流には300種以上の蘚苔類が生息し苔庭のごとく大きな群落があることが特徴のようです。

さらにU字型で北東に流れる渓谷は「やませ」による海霧が停滞し湿度が保たれる自然環境が要因とのこと。

いつ訪れても気持ち良い「奥入瀬渓流」は滝も多く湿度も多いためマイナスイオンが高いです。

さらに多様な植物がもたらす酸素・・・。

人は気持ちいい~と知らずに知らずに感じています。

 

終わってみると「コケ散歩」は神秘的なコケの世界で癒されるプログラムでした。

かわいいえみなさんがガイド

ガイドしていただいた玉川えみ那さんありがとうございました。

こうちょう

 

 

投稿者: 自然学校スタッフ | 日時: 2015.11.04