2014.06.14
今、なかのまきばはレンゲツツジと南部馬がその美しさを協調していますが
ブナの森ではエゾハルゼミとモリアオガエルが協演しています。
天気の良い日はジージー、ゲロゲロととても賑やかです。
梅雨空でスッキリしないお天気の今日この頃、このエゾハルゼミとモリアオガエルは
天気を教えてくれます。
天気の良い日はジージー、ゲロゲロととても賑やかですが、
急に声が止み、静まり返った途端に雨が降ります。
そしてまた声が聞こえてくると、しだいに雨は止みます。
そして、よくブナの木を観察すると姿を現してくれることもあります。
エゾハルゼミ&モリアオガエルの合唱を聞きに来ませんか?
みっち~
2014.06.13
11日(水)安比高原「中のまきば」に馬が放されました。
これは芝草原を侵食してきた笹やススキなどを馬に食べてもらい、本来の芝草原を復元するためです。
地元で唯一馬を飼っている種市さんにご協力をいただき。
従来の放牧地から3㎞上部の「中のまきば」に移動をしていただきました。
①10時スタートしました。 馬主の種市さんは馬が好きな優しい方です。
②中間にある広大な放牧地(今は荒地です)
③広大な放牧地を抜けるとブナやミズナラで出来た緑のトンネルを歩きます。残り500m
④11時に「中のまきば」に無事到着
6月のこの時期の芝草原にはレンゲツツジが咲いています。
この風景に感動しない人はいません。
⑤無事に牧柵に入りました。仔馬はず~と母馬の後ろを歩いてきました。
⑥ハミと手綱を外され自由になった馬たちは柵沿いに走りだしました。
種市さんは「初めての場所に来た馬は、まず自分たちのエリアを下見するんだよ。」と教えてくれました。
数分後に飼い主のところに戻ってきました。 「なるほど~」
ようやく落ち着いたようです。
種市さんより馬を教わります。
この場所は牧草でないために馬たちは自然に生える草を食べなくてはなりません。
ワラビは食べない、笹やススキの新芽は食べますが、今年は天然芝の成長が遅くて食べるものが不十分だそうです。
これまで牧草で育った馬たちも、明日から自然の中で生きていきます。
大切に見守りたいと思います。
●安比高原ふるさと倶楽部が活動主体です。
安比高原の歴史は「奈良・平安の時代(8世紀~12世紀)から蝦夷馬の産地として開かれてきた(安比高原物語より)」と記述されています。かつて南部馬の生産が盛んな時代、「前のまきば」「中のまきば」「奥のまきば」と広大な放牧地が拓かれ、現在の芝草原の生態系が出来たと想像できます。また、牛馬放牧は日本固有種「レンゲツツジ」の群落を形成することも知られています。それは全木に痙攣毒を含むためで牛馬は食べないからなんです。
6月初旬、芝草原に咲くレンゲツツジの中を馬が走る風景はまさに安比高原の原風景なのです。
放牧は20年前に消滅しました。そして広大な芝草原も笹や低木の侵食で減少しています。
現状に危機感を持った民間や行政たちが「安比高原ふるさと倶楽部」を設立、今年から馬で美しい芝草原の保全活動を開始しました。
今後の活動をご期待ください。
こうちょう
2014.06.12
この時期はブナ林ネタの多い自然学校のブログです。
という訳で今日もブナについて・・・
今の時期、安比のブナ二次林を歩くと・・・
ご覧のように林床を緑色に染め上げているものがあります。
この緑色の正体は・・・
今年発芽したブナの新芽=ブナの赤ちゃんです。
可愛らしいですね!
そんなブナ林を森林浴気分で散策していると
写真のようにブナの赤ちゃんが「モフッ!」と生えている場面に出くわすことがあります。
何でこんな状態で芽がでるかわかりますか?
その答えは・・・「貯食」
リスやネズミは秋に実ったタネを主に土の中に貯めて後で食べる習性があります。
ただ何か所にもタネを埋めるのですが、中には隠した場所を忘れちゃうこともしばしば・・・
そういう忘れられたタネの隠し場所から発芽すると写真のように「モフッ!」と
密集して生えてきちゃいます。
なのでこういう芽があるとリスとかネズミが住んでいるのが分かるという訳です。
~やまんちゅ~
2014.06.11
しばらくお天気が悪く日光浴ができないので・・・
今日は明日の団体さんの受け入れ準備を兼ねて
トレッキングコースの下見と森林浴をしてきました!?
ますは西森ハウスから出発です!
約100mほど進んで早速ブナの森へ突入!
ブナの森の中はヒンヤリ、ちょっと寒いくらいです。
涸沢を渡ってどんどん森の奥へ進みます。
途中、木の室で鳥の巣を発見!
中にはたまごもありました。
西森ハウスから約30分で中のまきばに。
レンゲツツジが見事に咲いています!
さらに・・・
今日から馬の放牧も始まりました。
仔馬もいましたよ~♪
一旦ブナの駅に立ち寄って今度はブナの二次林へ
ブナの二次林は下草が少なくてきれいな森だと改めて実感!
途中、芽を出したばかりのギンリョウソウもありました。
例年よりも少し遅めでしょうか?
そして二次林の林床は一面緑の絨毯!
昨年ブナの実が大豊作だったので一斉にブナの実が発芽して
こんな現象になっています。
この現象は今年限り。
今年を逃すとまた当分の間見ることができません。
西森ハウスから約1時間の下見&森林浴も無事終了!
明日はしっかりご案内できそうです。
最後に・・・オマケで
モリアオガエルの産卵風景・・・
ちょっとグロテスクな写真ですが・・・
ちゃっかりカメラに向かって「ピースサイン」してるカエルが
写っています!(笑)
2014.06.10
こんにちは!自然学校タカです。
昨日、取材をかねて、ホテル安比グランドの裏の散策路を歩いてきました。
いろんな種類の木や山野草が咲いているので、生き物達には住みやすい森です。
あるぐぅにはクルミの木やトチノ木、カシワの木など動物の食べ物が沢山あります。
秋に実を付けるので、秋にはリスやネズミなどは木の実(食材)を集めるので忙しい時期をむかえます。
クルミの食べ方が違うのが分かりますか?
左がリスです。右がネズミです。
リスは綺麗に半分にして食べますが、ネズミは固いクルミの実をガリガリして穴を開けて食べます。
散策路あるぐぅを歩くと、木の実から動物の行動を想像しながら歩くことができて楽しいですよ!
7月にはヒメボタルも沢山見れる事を期待しております。
2014.06.08
昨年から開催された七時雨マウンテントレイルフェス
大好評ということで今年も開催されます。
メインのイベントである七時雨マウンテントレイルは
すでに満員御礼となっています。
しかし前日の6月14日からたくさんの面白い&楽しいイベントが
いっぱいあります!
詳しいことは・・・
●七時雨マウンテントレイルフェスのHP をご覧ください!
そして大会参加者様向けにお得な宿泊プランもご用意!
宿泊プランは・・・
こちら をご覧くださいね!
2014.06.07
今日は岩手医科大学の皆さんの体験学習がありました。
毎年この時期に野外で自然を親しむことと交流を深めることを目的に安比高原に来てくださいます。
今年で10年目になります。
体験種目はスポーツ体験、自然体験、創作体験と様々。
前日まで心配していた天気をよそに、今日は晴れて時折青空がのぞくこともありました。
少し蒸し暑くもありましたが、アウトドアスポーツを楽しむにはいいお天気でした。
そんな中、今日はミサンガ作りの指導をさせていただきました。
生徒さん19名を一人で説明するのは初めてのことでしたが、
さすが医大生!少しの説明と1回編み方を見ただけで直ぐに編み方を覚えていました。
そして、早い!美しい!!
完成した作品を販売したくなるくらい、美しい仕上がりでしたよ!
写真を撮るのをすっかり忘れてまして、せっかくの美しい仕上がりを写真でお見せできなくてすみません!
仕上がったミサンガは、なかなか切れそうにないとても丈夫なミサンガです。
『切れた時に願いごとが叶う』とわれるミサンガですが、
早く願い事が叶うように、たくさん身に着けてくださいね。
はたぼー
2014.06.06
今朝の安比高原は久しぶりに小雨の降るお天気でした。
そんな中、総勢16名のお客様と早朝ブナ林散策に行ってきました!
散策出発地点の安比高原「中のまきば」では
例年より少し早くレンゲツツジの花がだいぶ咲いています。
レンゲツツジの鮮やかな花にお客様も感嘆の声!
そしてだいぶ緑色を深めたブナの森では
昨年大豊作だったブナの種子から芽吹いた
新芽がもやしのように足元一面を覆っています!
そんなブナの森で・・・
みなさんで集合写真を撮影!
みなさんとても良い笑顔ですね♪
今日ご参加のみなさんはこの後、世界自然遺産の白神山地に行かれるとのこと。
安比高原のブナと白神山地のブナを両方楽しまれるなんて
ちょっと羨ましいと感じる ~やまんちゅ~ なのでした。
2014.06.01
連日の暑さに早くも夏バテ?
そんなお天気の続く安比高原です。
さて今日から6月ですね。
カレンダーの関係でいつもよりも1日早く
昨日より八幡平アスピーテラインと樹海ラインの
夜間通行止め規制が解除になりました!
今までは17:00~翌朝8:30までは通行止めでしたが
これからは原則24時間いつでも通行可能です。
八幡平の畚岳山頂から眺める夕日や
八幡沼に写る星空など
夜の八幡平も存分に楽しむことができますね。
(畚岳山頂から見た夕日)
そうは言っても八幡平の山頂付近はまだまだたくさんの雪がありますし
夜間は氷点下まで冷えることもザラですので
十分な寒さ対策もお忘れなく!