2017.08.30
安比高原には中のまきばと言う
広大な草原があります。
車で行けますが、
今回は自然を楽しみながら歩いてみます。
ホテル安比グランドを出発
散策路あるぐうを看板に沿って歩きます。
そうすると、登山コース案内の看板も出てきます。
登山コース看板に従い歩くと、休業中の岩畑の湯に出ます。
そのまま、ピンクのテープが付いた木に沿って歩きます。
作業道にぶつかりますが、登山道は道を渡ります。
カラ松を中心とした森が続きます。
カラ松の森を抜けると
ブナを中心とした原生林が広がります。
沢を2か所渡るところがあったり
ダケカンバとブナがくつっいてたり、
もう、なめこが生えてたり
を楽しみながら歩くと、
分岐の看板が出てきます。
ここからは青い表示に従い、
ブナの駅方面に進むと、
馬の柵に、
通称「新井システム」と呼ばれるゲートがあります。
ここをくぐり、進むと
森から、芝へと変わります。
その先には
馬達がお出迎えです。
ホテルから、
森を歩き
1時間40分
ブナの駅に到着です。
こちら4.2km
勾配も緩やかで、森林浴をしながら歩きたい方、
そして、トレッキング初心者の方にお勧めです。
あらかじめ、自然学校にお話しいただければ
ブナの駅までのお迎えも対応させていただきます。
人口的なホテルから、幻想的な原生林そして広大な草原と
安比高原の様々な要素をお楽しみいただけます。
是非、安比高原で森を満喫しましょう!
すなぴー
2017.08.26
こんにちは!自然学校のかほです。
午前に少し雨が降りましたが、午後からは晴れ間が見えて気持ちの良い安比高原です。
さて、本日はサマーキャンプで安比に滞在中の中国の子供達が午後に創作体験に来てくれました!
言葉の壁は多少あるものの、英語やジェスチャー時には中国語を少し交えながらコミュニケーションを取り、
一緒に看板作りを楽しみました(^_^)
何人かのお友達の作品をご紹介致します。
左の作品は、枝を切って日本という文字を看板につけてくれました。
この看板を見る度に日本での思い出が蘇りそうですね!
右の作品は、桜の木をイメージしたそうです。この発想は私にはなかったです!とても素敵ですね!
こちらは、APPIの文字を細い枝で作ってくれました。周りのお花や木の実もとても可愛いですね!
右側の作品は、WELCOMEボードのようですね。
この作品を作ってくれた女の子はネコが好きということで、ネコちゃんの絵も描いてくれました!
1つ1つ個性があり、とても素敵な作品が出来上がりました。
子どもたちならではの発想がたくさんあり、私たちもとても勉強になりました。
この看板を見る度に、日本そして安比でのことを思い出してほしいですね♪
最後に、本日のおまけ↓
自然学校に迷い込んだお客様、コウモリくんです!
コウモリをまじまじと見たことはあまりなかったのですが、
よくみるとお腹がポッコリしていて可愛かったです。
このコウモリくん、写真を撮ってすぐに解放しましたのでご安心ください。
2017.08.25
秋の自然学校のプログラム
「学んで感じる“安比高原・八幡平の紅葉めぐり”」
を紹介致します。
安比高原・八幡平エリアを車窓の景色を楽しみながら、
紅葉の見頃スポットを巡ります。
解説なども交え散策しますので、体力に自信の無い方でも気軽にご参加いただけます。
9月中は八幡平山頂を中心にご案内の予定です。
草紅葉という言葉を御存知でしょうか?
幾つもの噴火活動を経て作られた八幡平には、
広大な湿原が多数存在します。
秋には湿原の植物が黄金の絨毯へと変わり、
その中の木道を歩くのはとても気持ち良い物です。
火口湖に写し出せれる景色はとても癒されます。
10月になると紅葉は八幡平の中腹辺りとなります。
八幡平を語る上で、産業遺産として松尾鉱山に触れない訳に行きません。
その、近くには不思議な色の池もあり
紅葉だけでなく、地域の歴史文化の関わりや
八幡平の持つ地下資源にも注目しながら、
景観をお楽しみいただきたいと思います。
10月も中旬になると
安比高原周辺の森は黄金に染まります。
森の中を木の実やキノコなど、秋の恵みに触れながらご案内致します。
フカフカの落ち葉が森の気持ち良さを更に増してくれます。
11月になると、山麓の里山が色づきます。
橋の上から渓谷を覗いたり
焼け走り溶岩流と、秋色に染まる岩手山とのコントラストもこの時期の魅力です。
開催期間 9月2日~11月26日
開催時間 9:00~12:00
料金 3,800円
定員 8名(最少催行人数2名)※1名の場合6,000円にて開催
申込締切 前日17:00
季節に合わせたこの土地の魅力を十分に満喫していただきたいと思います。
すなぴー
2017.08.19
こんにちは!自然学校のかほです。
ここ最近、霧に覆われている安比高原です。
毎日このような感じです↓↓
とても涼しくて、夏の終わりを徐々に感じ始めております…
夏が大好きな私はさびしい気持ちでいっぱいです…(泣)
さて本日は、自然学校内とこしぇるべの可愛い材料たちを少し紹介したいと思います。
まずはこちら。
左の写真は、数字やアルファベットの粘土文字パーツです。
時計や看板など木工系の作品の時に使用される方が多いです。
実はこれ1つ1つスタッフが手作りしています!
1つ20円の有料パーツですが、たくさんの方が使ってくださるので、
作ったスタッフ一同喜んでおります(*^_^*)
右の写真は、ジェルキャンドルの中に入れるガラス細工です。
とっても可愛らしいですね。今なら夏限定でヘラクレスもでていますよ~!
こちらは入口にある見本コーナーです。
ここで皆さんに作りたいものを選んで頂きます。たくさんあって迷ってしまいますね!
看板・時計・写真立て・貯金箱は、8月31日までの夏休み期間限定ですので、
今のうちですよ~~~(^^♪
ちなみに自然学校の外には、
カブトムシやトンボの標本やトレッキングについての資料などが掲示されております。↓
ぜひお立ち寄りください。おもしろいですよ~~!!
夏休みも後半戦!お待ちしております!
2017.08.17
夏のプログラム
“昆虫の王様 カブトムシを捕まえよう!”
“安比高原の天然ホタル観察会”
共に終了致しました。
カブトムシ捕りは自然学校のプログラムになる前は
フロントで私が行っておりましたが、
その時から比べても、
今年が一番多かったです。
ホタル観察は
お盆期間、濃霧の日が続き中止となる日もあり残念な所もありますが、
ホテル裏のヒメボタルは今年のピーク時は過去最高の数が観測されました。このヒメボタルの生息には
・自生している樹木の植生
・潤いが保たれる環境
が関わりがあると思いますが、
一番の影響は、人の手で刈払いをしている事だと思われます。
人の手をかけないと、背丈の高い笹薮になりますが、
笹の藪化を防ぐことにより、植生がシダ植物やフキなどが中心になると
積み重なった落ち葉に日の光が当たりづらくなり、
湿った環境になることで幼虫のエサとなる、
カタツムリ、キセルガイなどが繁殖しやすくなり、
ヒメボタルも増えたと、
私の勝手な推測ですが・・・
その流れで嬉しいことがありました。
安比のヒメボタルを撮影した、
秋田の佐藤様より、素敵な写真をいただきました。
佐藤様、ありがとうございます。
夏が終われば秋です。
秋といえば紅葉です
この度、安比・八幡平の紅葉スポットの見頃を表したMAPを作成いたしました。
この紅葉の時期に合わせ、
車で移動しながら車窓の景色を楽しみつつ、
現地で、ガイド付き散策で歩いて楽しむプログラム
“安比高原・八幡平の紅葉めぐり”
こちらは期間中毎日開催のプログラムです。
自分でトレッキングを楽しみたい方には
安比周辺のおすすめの歩き方の紹介を入れた
ガイド付きで時期に合わせたトレッキングに参加されたい方には
上記のトレッキングツアーを計画しております。
後日、HPにも詳しく掲載されますので、今回は予告です。
最近の安比周辺で花の目立つところは
奥のまきばです。
生産量日本一を誇る、安代りんどうのルーツ
エゾオヤマリンドウ
咲き始めてます。
ハクサンシャジンの群落の後ろにヤナギランの群落
ミズギクの群落
足元には
ヤマハハコ
と、各種花々取り揃えておりますので、
自然の花を楽しみたい方は
奥のまきばへ!
長くてごめんなさい。
すなぴー
2017.08.16
今シーズンのカブトムシ捕りも終わりを迎え始めました。
オスカブトが捕れなくなりメスばかりがバナナトラップに掛かります。
このオスカブトは7月に捕ったものです。
戦いの跡が背中にありますね。
子供たちの人気者です。まだ現役。
今年のバナナトラップは泡盛を使いました。
効果抜群でした。
来年も泡盛でバナナを醸していこうかな。
飼育ケースの中は沢山のカブトムシの卵が産まれています。
自然学校では来年の為にもといた場所に卵や幼虫を戻す活動をしています。
来年もまたみんなを楽しませて欲しいですね。
2017.08.15
こんばんは!自然学校タカです。
お客様より7月10日撮影した安比のヒメボタルの写真を
いただきました。こんなに綺麗に撮れすんですね!
フォトby秋田の佐藤俊之さん
2017.08.14
こんにちは!自然学校タカです。
安比高原は連日霧です。森の中は幻想的な風景です。
ブナ林では霧の中ので写真を撮ったり、美味しい空気を吸ったり、気持ちいい時間をすごしてきました。
都会の方々には、涼しい安比高原を写真で楽しんでください。森の中は19度でした。
上海からお越しのお客様をご案内いたしましたが、上海はなんと40度もあるそうです。
田舎ものの私には暮らせません。
安比高原で涼しい時間を楽しんでいってくださいね
2017.08.13
皆さん「やませ」を知っていますか?
オホーツク海に停滞する高気圧から北日本の太平洋側に吹きこむ冷たく低層の霧の事です。
今から24年前の1993年(平成5年)の「やませ」は非常に強いもので、なんとお盆にコタツで過ごした経験があります。その夏の低温と日照不足は全国的な冷害をもたらし、ここ安比川流域の米の収穫はゼロでした。国内では一時米不足騒動となり、緊急的タイ米・カリフォルニア米を輸入したことは多くの方が知っています。あの年は他国のお米の味覚について様々な評価が記憶に残っています。
その「やませ」が今月初旬ごろから急に強くなっており今も続いています。 連日霧雨の安比高原でお過ごしの方は夏の爽やかな安比高原をご提供できず残念ですが、今の「やませ」の体感は大切な記憶と思います。
そんな中で今日は安比高原が大好きなご家族を、霧につつまれて幻想的な「中のまきば」にお連れして、放牧の「あっぴ馬たち」を見せてきました。
50mほどの視界の中、「お~い・お~い」と呼び寄せ待つこと1分、霧の中から先ず1頭が見え、その後に2~4頭とあっぴ馬たちが近づいてきました。
いつもと比べておとなしい感じです。
良く見ると7月と比べて随分とアブが減っていて楽になったようです。
8月まではアブに襲われながら慌ただしく草を食べているあっぴ馬たちにとって「やませ」は最高の環境のようです。夏の時期はこんなにアブがいるんです。
さっそく顔をなでたり草を食べさせたりしながら馬に慣れて来たようです。
霧につつまれ涼しいまきばの中、ゆっくりとした時の中で、あっぴ馬たちと家族の思い出ができたようです。
「やませ」と聞くと過去には冷害や悲惨な歴史などとマイナス要素ばかりとなりますが、逆にこの気候・自然環境を活かして育んだ文化もあります。
それは「やませ」の低層霧がもたらしてくれる涼しさと水分が夏の天然芝の生育に適し、放牧されている在来馬にとっては恵まれた環境だったわけです。
この北東北の太平洋側の自然環境が平安時代に「蝦夷馬」、江戸時代には「南部馬」と呼ばれるブランド馬を生産してきた地域なのです。軍馬との関わりは大きいですが、生活文化においても「馬車」や「馬そり」「馬耕」そして材木を深山から引っ張り出す「馬搬」で重要な役割を担ってきました。
トラクターや大型機械に代わってしまった現代、在来馬は働く機会を失いその頭数が激減し、美しい芝草原が消滅の危機に立たされています。あっぴ馬たちはそんな中で毎日草を食べながら環境を保全してくれています。
地域の自然環境を知り活かす知恵がこの地方の馬放牧文化を1000年育んだできました。
私たちは自然との関わりを持続可能にするためもう少し考えることがあると思います。
大切にしよう地域の文化を! こうちょう
2017.08.12
8/11は山の日トレッキング、
「八幡平(黒谷地)から安比高原へ快適ロングトレイル」
がありました。
安比高原は連日霧に包まれ、山を歩くには不安な状況でしたが、
出発の八幡平黒谷地は
雲の上の快晴です!
8:30分トレッキングスタートです。
湿原のお花たちを眺めながら木道を進むと
見晴らし台に到着、
周りに人がいなくとても気持ちいい場所です。
亜高山帯の針葉樹を抜けると
茶臼岳に到着
雲海が広がり清々しい眺望です。
緑の中を歩くと、たくさんのヒキガエルと出会い
恵比寿森、
大黒森
屋棟岳
西森山を経て、
歩き続けた体には少し厳しい前森山を登り
本日の9.5㎞のロングトレイルの最終地点山頂に着くと
雲の中です。
ここまで来れば天気が悪くても大丈夫!
ゴンドラで降ります!
疲れた体には、700mの標高差を降ろしてくれる優しい味方です。
ゴンドラを降りると山麓が一番寒かったです。
標高の高い方が暑い自然現象の不思議を体感出来た
山の日となりました。
ご参加の皆様ロングトレイルお疲れ様でした。
山の日という日、山に登らなくても
火山活動によって地表まで届けられる温泉や、
山から注がれる川に触れたり、
山からの採掘で資源を調達していた鉱山跡を見学したり、
里山文化に触れてみる、
山からの恵みを味わうなど、
人それぞれに山からの恩恵を考える日としてもらえれば
より良い日本の休日となる様に思えます。
そして、秋のトレッキングも計画中ですので
よろしくお願いします。
すなぴー